それに伴い、国が定めた「障害者差別解消法に基づく基本方針」が改定されることになりますが、令和3年9月13日の第56回障害者政策委員会において、障害者団体へのヒアリングのヒアリングが行われました。
・障害者政策委員会(https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/index.html)
・第56回障害者政策委員会・議事次第(https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/k_56/index.html)
その結果、複数の障害者団体から、障害者のマスク着用が難しいことについて問題提起がありました。
内閣府「基本方針改定に係る障害者団体からの意見一覧」から引用(以下同じ)
これは、「社会福祉法人 全国重症心身障害児(者)を守る会」が提出した意見書です。
「コロナ禍ではありますが、マスクを使用できない障害者がいることを周知してほしい。」という切実な声があがっています。
次に「特定非営利活動法人 日本失語症協議会」の意見書です。
「コロナ禍の今、マスクの着用が推奨されるが、失語症者には、マスク越しのくぐもった話は聞きづらく、内容の理解が進まないことが多くなっていること。」という声があがっています。コミュニケーションに著しい支障が生じているという、切実な声です。
もっと切実な例もあります。「一般社団法人 日本自閉症協会」の意見書を紹介します。
マスク着用できないことにより、宿泊拒否される事例もあります。
自閉症でマスクができないことで、宿泊拒否された事案です。これは、障害に関連する差別的事案であります。
最終的にはこの自閉症の方に関しては、宿泊することが出来たそうです。
複数の障害者団体が、マスク着用に関して何らかの異議を唱える状況にあります。
新型コロナの死者に関しては、実は国内においては、全死因に占める割合が低いことが判っています。
※(https://no-covid19-mask.seesaa.net/article/a482042309.html)をご覧ください。
「新型コロナを5類相当に引き下げる」、「マスク着用を求めるのをやめる」など、過剰な感染症対策を徹底的に見直す対応は必要と言えます。
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