留萌市立病院 治療機器更新でクラウドファンディング実施

厳しい経営が続いている留萌市立病院は心筋梗塞や狭心症の疑いがある患者の治療や検査に必要な「心臓カテーテルシステム」の更新にかかる費用をクラウドファンディングで募っています。

留萌市立病院では11年前に心筋梗塞や狭心症の疑いがある患者の治療や検査に必要な「心臓カテーテルシステム」を導入しました。
病院によりますとこれまでおよそ380件の治療のほか数多くの検査にこのシステムを使用しましたが経年劣化に伴う更新の時期を迎えていておよそ1500万円の費用が必要だということです。
しかし、留萌市立病院は昨年度の純損失額がおよそ5億9000万円と厳しい経営が続いているためシステムの更新費用の全額を賄うのは難しい状態です。
このため、病院では10月7日からクラウドファンディングで1000万円を目標金額に設定し支援を呼びかけています。
呼びかけは「READYFOR」のサイトで行われていて期限はことし12月20日までとなっています。
留萌市立病院の高橋文彦院長は「地域医療の維持のためにはこのシステムは必要不可欠です。皆様のご支援をよろしくお願い致します」と話していました。

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