米国防長官、イスラエルのベイルート攻撃「縮小望む」

[ナポリ(イタリア) 19日 ロイター] - オースティン米国防長官は19日、イスラエルがレバノンの首都ベイルートとその周辺への攻撃を縮小することを望むと述べ、民間人の死傷者数が「あまりにも多すぎる」と強調した。
イタリア南部ナポリで開かれた主要7カ国(G7)国防相会合で記者団に語った。イスラエルとレバノンの国境地帯の「市民が帰還できるよう、何らかの交渉に移行することを望んでいる」とも述べた。
同氏の発言の数時間前にイスラエル軍はベイルート南郊の数カ所に激しい空爆を実施。イスラエル側はレバノンの親イラン武装組織ヒズボラの武器施設を攻撃したとしている。
オースティン氏はまた、イスラエルのガラント国防相に国連レバノン暫定軍(UNIFIL)をイスラエル軍が攻撃したとの報告について尋ね、UNIFILを標的にする意図はないとの説明があったと明らかにした。その上で、UNIFILが攻撃を受けないことが重要と強調した。

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トムソン・ロイター

Phil Stewart has reported from more than 60 countries, including Afghanistan, Ukraine, Syria, Iraq, Pakistan, Russia, Saudi Arabia, China and South Sudan. An award-winning Washington-based national security reporter, Phil has appeared on NPR, PBS NewsHour, Fox News and other programs and moderated national security events, including at the Reagan National Defense Forum and the German Marshall Fund. He is a recipient of the Edwin M. Hood Award for Diplomatic Correspondence and the Joe Galloway Award.