今日も今日とてお馴染みの痔の薬を購入し、長期使用はよしてくださいと言われたが、その直前になにやら聞き捨てならない言葉が。
「すてぼそぼそが入っているので」
すてなんだって?
ステロイドのことか?
ステロイド入ってたのけこれ。
これまでは、同薬を買う時に、長期的に使うことはよす旨の言葉だけ言われていたように思う。
それともステロイド入りだと明言されていたが、己が聞き流していただけだろうか。
おそらくそうだろう。
とにかく、今更ステロイドが含有されていることに気付いた。
これはいけない。
ステロイドとしては軽い方だとはいえ、常用はよくない。
この薬、第二医薬品なので何かしら入ってるのだろうと思っていたが、成分の名前を自発的に調べようとはしなかった。
そのため、今日に至るまでステロイド成分が含有されていることに気付かなかった。
これは己の怠慢と発想の乏しさの為せる業である。
ステロイドが免疫機能や腎肝機能を下げるということは知っていたが、今改めてそちらに目が向き、やっと意識し始めたことで気付いたことがある。
ステロイドというのは成分名ではなくジャンル名なんだろうな。
だから薬の成分表を見てもそれが入っていることに気付かなった。
総称と固有名詞を履き違えた、ただの阿呆である。
学が無いなりに考える。
ステロイドは症状を治すものではなく抑えるものだと理解しているが、もう一歩踏み込み、ステロイドとは「炎症を抑える能を持つもの」というよりは「免疫機能及び臓器機能を下げるもの」と解釈する。
多くの体機能を下げうる性質であるため、つまり同時に炎症の程度も甚だしくなくなるわけで、故に炎症抑制用途に充てられているだけのことだろう。
だから、炎症を下げる目的で使用した時に表れる副作用というものは、本来そうなって然るべきもので、俯瞰してみれば副でもなんでもない。
使用者にとって都合の悪い部分を副作用としているだけだ。
これは薬に限らない。どんなことにでも当てはまるな。
水を飲めば渇きは癒えるがお腹は冷える類の話である。
少し違うか。
熱の伝導を改善するためにグリスを塗ればその性質から同時に滑り易くなるということである。
これも少し異なるか。
鼠を駆除するために殺鼠剤を撒けば、周辺の小動物も纏めて死んでしまうということである。
これだ。
副次効果を利と捉えるか否か。
物事とは一方を立たせればまた一方が立たず。
小学生並の見解を儂は今改めて垂れ流している。
ここで一つ気付いたことがある。
ステロイドで筋肉が増強できることに関してだ。
あれは筋肉の成長を促しているのか?
ステロイドの作用からして、そうではないだろう。
促進ではない。野放しである。
制限の解除だ。
思うに、ステロイドとは筋肉の成長を補助しているのではなく、成長を止めるリミッターを解除しているだけなのだろう。
リミッターとは、対象に異常が生じない程度に動作を制限するものである。
それを無視してしまえば、そりゃ体は壊れるわけだ。
ホルモン異常で成長が止まらない巨人症、あれも、通常ならばある程度の体格に至れば成長を止めるはずのリミッターが利かないから大きくなってしまったわけである。
そういう点で、筋肉増強のためのステロイドと似通うイメージがある。
この解釈は正しいのだろうか。
なんにせよとにかく、もうこの痔の薬を使うのはやめるか。
まだ体は壊したくないのでな。
とはいえそこらの軟膏じゃとても痛みが治まらないんだよな。
医者の意見や己の状態から判断するに、この痔はレベルⅡとⅢの間なので手術をするものではない。
今一度医者を訪ねたところで生活習慣を変えろと言われるのが落ちだ。
そう言われて数年になる。
内痔外痔裂肛網羅している人生、それもよかろう。
とりわけ内外痔核、こいつらは我が肉体から生じた実、共同体のようなものだ。
共生するしかない。
儂はもともと体内に新生物が生じやすいたちである。
それを除くために全身麻酔をされたことは、もう十数年前だが、記憶に新しい。
つまり膠原病系の肉体であることは間違いない。
ならば、極ありふれた瘤である痔くらい育って当然だろう。
しかしここ最近、レモン汁が欲しくなり、かつてほどまずく感じない、むしろうまく感じるのはまさか肝か腎機能が低下しているからってことはねえだろうな。
以前よりも知覚過敏広がってるし…
なんなら禿げてきた気もする。
歳か。
ところで昨日レネメディアに勝利の各楽器の鳴らし方を見直した。
ましになった。