渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

夕暮れ時

2024年11月09日 | open
 


今は立冬過ぎてもう冬。
冬の夕暮れに映える季節外れ
のカワサキの若草色。
この色は結構個人的には好き
だ。カワサキ曰く「挑戦者の
色」だからだ。西欧では悪魔
の使いの色として忌避された

ライムグリーンをカワサキは
あえて自ら選んだ。
そうした性根がカワサキらし
い。

カワサキのレーサーのKRは
かつて何年も連続して世界
選手権ロードレースにおい
不動の絶対王者だった。
カワサキKR250とKR350。
ロータックスのようなタンデ
ムツインという特殊なエンジ
ン。速すぎて、世界トップ
だったヤマハでさえつい

これなかった。1978、79、

80、81年世界王者マシン。
1977年はヤマハがプライベー
ト出場の片山敬済により、ど
うにか350で総合優勝したが、
1975年から投入して熟成が
進んだカワサキのKR250-350
圧倒的な速さを示し、片山
選手チャンピオン以降の4年
間、
世界王者に輝いた。
ただし、マシントラブルも多
かった。

カウルを外すと痺れるほどに

工夫され熟成された心臓部。
引退した車だから見られる。

現役当時はこのような姿は
極秘なので見られなかった。


 

この記事についてブログを書く
« カワサキ バイソン 250TR ~1970~ | トップ | スタイリッシュ »