フィギュアスケートの元世界女王、浅田真央さん(34)がプロデュースしたスケート場「MAO RINK」が東京都立川市に完成し、8日に開場式典が開かれた。千席の観客席を備え、国際大会も開催できる。浅田さんは「長年の夢が現実となった。将来は指導者として子どもたちを教えていきたい」と目を輝かせた。11日に開業し、一般客も利用可能となる。
多摩都市モノレール立飛駅から徒歩約5分の約9700平方メートルの敷地を、不動産事業を展開する立飛ホールディングスが提供した。同社によると、フィギュアスケーターの名前が付いたリンクは国内初。建物に金、銀、銅の3色をあしらったり、サブリンクは桜並木を望む大きな窓を設けたりと細部までこだわり、浅田さんは「自分のアイスショーを、ここからスタートしたい」と話した。
「輝く未来」をテーマに滑りを披露し「世界一を取れるスケーターを生み出すことが目標。第3章に向かって進んでいる」と、さらなる夢を描いた。