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読めないニックネーム(再開版)

世の中の不正に憤る私が、善良かもしれない皆様に、有益な情報をお届けします。単に自分が備忘録代わりに使う場合も御座いますが、何卒、ご容赦下さいませ。閲覧多謝。https://twitter.com/kitsuchitsuchi

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⑮資料 

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ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (4)日本と民衆の「ショック・ドクトリン」 - 100分de名著 - NHK
https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/episode/te/EKGKZLJ6G6/
” 初回放送日: 2023年6月26日

「ショック・ドクトリン」は、米南部のハリケーンやアジアの津波災害においても踏襲され、津波で根こそぎにされた沿岸集落の被害をチャンスととらえる。その手法とは?

ショック・ドクトリンは被災地の土地をまるごと民間に売り飛ばして高級リゾート開発へつなぐという論理にも応用されていく。だが民衆たちも黙って従っているだけではない。タイでは外資に奪われる前に被災地に「再侵入」。権利を主張しつつ地域ネットワークを使った互助的活動により自力で復興を成し遂げる。第四回は日本の例も交えショック・ドクトリンを逆手にとって民衆たちを覚醒するために利用する方法を模索していく。
” ※着色は引用者

ショック・ドクトリン (上) - 岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/book/b262196.html
の「この本の内容」が

戦争,津波やハリケーンのような自然災害,政変などの危機につけこんで,あるいはそれを意識的に招いて,人びとが茫然自失から覚める前に,およそ不可能と思われた過激な市場主義経済改革を強行する.アメリカとグローバル企業による「ショック療法」は世界に何をもたらしたか.3.11以後の日本を考えるためにも必読の書.


■編集部からのメッセージ
 本書は,2007年秋に刊行された"The Shock Doctrine――The Rise of Disaster Capitalism"の待望の翻訳です.
 著者のナオミ・クラインは1970年生まれのカナダ人.「罪びとの罪を糺す天使」とまで呼ばれる気鋭のジャーナリストです.本書でクラインは,アメリカの自由市場主義がどのように世界を支配したか,その神話を暴いています.ショック・ドクトリンとは,「惨事便乗型資本主義=大惨事につけこんで実施される過激な市場原理主義改革」のこと.アメリカ政府とグローバル企業は,戦争,津波やハリケーンなどの自然災害,政変などの危機につけこんで,あるいはそれを意識的に招いて,人びとがショックと茫然自失から覚める前に過激な経済改革を強行する…….
 発売後すぐ,絶賛する反響が世界的に広がり,ベストセラーになりました.すでに三十数カ国版が,発売済みもしくは発売予定となっています.「この本が災害後の日本の状況を参考にして書かれたのではないかという錯覚さえ感じてしまう.いまこそ日本で読まれるべき本ではないか.邦訳はまだか」といった声が編集部にも届いています.3.11以後の日本を考えるためにも必読です.ご期待ください.
【編集部:清宮美稚子】
” ※着色は引用者


「著者略歴」の箇所は、


ナオミ・クライン(Naomi Klein)
1970年,カナダ生まれのジャーナリスト,作家,活動家.デビュー作『ブランドなんか,いらない』が世界的ベストセラーとなり,一躍,反グローバリゼーションの語り部となる.第2作目の『貧困と不正を生む資本主義を潰せ』を著したあと,アメリカによるイラク侵攻と占領の現実,戦後の「復興」に群がるグローバル企業に注目し,2004年に現地を取材したことが,3作目の本作につながる.『ニューヨーク・タイムズ』『ガーディアン』『ネーション』など,さまざまな媒体で記事を発表している.トロント在住.

幾島幸子(いくしま さちこ)
翻訳家.訳書に『マルチチュード(上・下)』(アントニオ・ネグリ/マイケル・ハート著,NHKブックス),『思考する言語(上・中・下)』(スティーブン・ピンカー著,NHKブックス,共訳),『なぜ女は昇進を拒むのか』(スーザン・ピンカー著,早川書房,共訳)などがある.

村上由見子(むらかみ ゆみこ)
著述家(表象文化,エスニック研究).慶應義塾大学非常勤講師.著書に『ハリウッド100年のアラブ―魔法のランプからテロリストまで』(朝日選書)など,訳書に『マンハッタン,9月11日―生還者たちの証言』(ディーン・E.マーフィー著,中央公論新社)などがある.




ナオミ・クライン“ショック・ドクトリン” (1)「ショック・ドクトリン」の誕生 - 100分de名著 - NHK
https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/episode/te/R83R575G41/
” 初回放送日: 2023年6月5日

クラインによれば「ショック・ドクトリン」とは、社会に壊滅的な惨事が発生した直後、人々が茫然自失している時をチャンスととらえ巧妙に利用する政策手法だという。

最初にショック・ドクトリンが大々的に行われたのは70年代に起こったチリ軍事クーデター。徹底した民衆弾圧で社会全体がショック状態にある中、ミルトン・フリードマン率いるシカゴ学派が乗り込み市場原理主義的な改革を断行。国営企業の民営化、規制の撤廃、貿易自由化でチリの産業経済は外資の餌食に。空前の格差社会が生まれていく。第一回は、世界を席巻している新自由主義がいかにして生まれたかを検証する。


100分de名著「ショック・ドクトリン」ナオミ・クライン
https://graceblog21.com/the-shock-doctrine/
”民主主義の面倒くささでショック・ドクトリンを跳ね返す

犯人探しをしない→正義や悪はその時の立場で変わる→分断化につながる
自分達でも考える→政府任せにせずに自分自身で考える
結果をすぐに求めない→ショック・ドクトリンに狙われやすくなる
情報が最適化される→あえて自分とは全く違う意見の政治家のブログなどを読む

トップダウンは楽→考えなくて良いから→そうすると自分たちは救われない

民主主義は面倒だけれど、自分たちの身を守るために脳トレのように考えていく。

人々が難しい事を考えずに人に任せると独裁を生み出しやすくなってしまう


【読書記録】事例編:ショック・ドクトリン―惨事便乗型資本主義の正体を暴く|大森 雄貴 / Yuki Omori
https://note.com/yuki0mori/n/n9e851255eb60
”上下巻で本文だけでも700ページ近くある本書ですので、まずは簡単にどのような本なのか、本書のカバー裏から引用したいと思います。(強調は筆者による)

本書は、アメリカの自由市場主義がどのように世界を支配したか、その神話を暴いている。ショック・ドクトリンとは、「惨事便乗型資本主義=大惨事につけこんで実施される過激な市場原理主義改革」のことである。アメリカ政府とグローバル企業は、戦争、津波やハリケーンなどの自然災害、政変などの危機につけこんで、あるいはそれを意識的に招いて、人びとがショックと茫然自失から目覚める前に、およそ不可能と思われた過激な経済政策を強行する……。

ショック・ドクトリンの源は、ケインズ主義に反対して徹底的な市場原理主義、規制撤廃、民営化を主張したアメリカの経済学者ミルトン・フリードマンであり、過激な荒療治の発想には、個人の精神を破壊して言いなりにさせる「ショック療法」=アメリカCIAによる拷問手法が重なる。


また、訳者あとがきでは『ショック・ドクトリン』あるいは『惨事便乗型資本主義(Disaster Capitalism)』について、以下のように簡潔にまとめてくれています。

著者のナオミ・クラインが本書で徹底して批判するのは、シカゴ大学の経済学者ミルトン・フリードマンと彼の率いたシカゴ学派の影響のもと、1970年代から30年以上にわたって南米を皮切りに世界各国で行われてきた「反革命」運動である。言い換えればそれは、社会福祉政策を重視し政府の介入を是認するケインズ主義に反対し、いっさいの規制や介入を排して自由市場のメカニズムに任せればおのずから均衡状態が生まれるという考えに基づく「改革」運動であり、その手法をクラインは「ショック・ドクトリン」と名づける。「現実の、あるいはそう受け止められた危機のみが真の改革をもたらす」というフリードマン自身の言葉に象徴されるように、シカゴ学派の経済学者たちは、ある社会が政変や自然災害などの「危機」に見舞われ、人々が「ショック」状態に陥ってなんの抵抗もできなくなったときこそが、自分たちの信じる市場原理主義に基づく経済政策を導入するチャンスだと捉え、それを世界各地で実施してきたというのである。p683-684

フリードマンが提唱した過激なまでの自由市場経済は市場原理主義、新自由主義などとも呼ばれ、徹底した民営化と規制撤廃、自由貿易、福祉や医療などの社会支出の削減を柱とする。こうした経済政策は大企業や多国籍企業、投資家の利害と密接に結びつくものであり、貧富の格差拡大や、テロ攻撃を含む社会的緊張の増大につながる悪しきイデオロギーだというのがクラインの立場である。自由市場改革を目論む側にとってまたとない好機となるのが、社会を危機に陥れる壊滅的な出来事であることから、クラインは危機を利用して急進的な自由市場改革を推進する行為を「ディザスター・キャピタリズム」と呼んでいる。これまでこの語は「災害資本主義」と訳されることが多かったが、「ディザスター」は自然災害だけでなく人為的な戦争やクーデターも含む語であることも踏まえ、より意味を鮮明にするために、本書では「惨事便乗型資本主義」と訳した。p684
[中略]
2005年8月末にアメリカ合衆国南東部を襲ったハリケーン・カトリーナ。ルイジアナ州ニューオーリンズの街が水没した際の様々な動向。

「これでニューオーリンズの低所得者用公営住宅がきれいさっぱり一掃できた。われわれの力ではとうてい無理だった。これぞ神の御技だ」(ニューオーリンズ選出の共和党下院議員)

「私が思うに、今なら一から着手できる白紙状態にある。このまっさらな状態は、またとないチャンスをもたらしてくれている」(ニューオーリンズ屈指の不動産開発業者の発言。※その週からルイジアナ州議会には企業ロビイストが集まり、減税、規制緩和、低賃金労働力、「より安全でコンパクトな都市」構想を通そうとしていたという。)

「一掃だとか言ってる場合じゃないだろ。すさまじい数の人間が死んだんだよ。そっちの方が僕にはよっぽど問題だ。こんな死に方をするなんて浮かばれないよ」
「バトンルージュ(州議会)に来ているあの連中はいったいどういうつもりだね?今がチャンスだなぞと抜かしおって。こんなひどい惨状だっていうのに、あいつら、目が見えんのかね?」「いや、ちゃんと見えているでしょ。なんせ腹黒いやつらだからね。こりゃしめたもんだって思っているのよ」(クラインの取材した被災者の発言)

「ハリケーンはニューオーリンズのほとんどの学校、そして通学児童の家々を破壊し、今や児童生徒たちも各地へと散り散りになってしまった。まさに悲劇と言うしかない。だが、これは教育システムを抜本的に改良する絶好の機会でもある」(ミルトン・フリードマンの論説。※義務教育の学校運営に市場原理を持ち込み、私立校にも公的補助金を支給する事で教育の競争を図る。子どものいる家庭は政府発行のバウチャー(利用券)が配られ、保護者は子どもを通わせる学校を選べると言うもの。この教育の民間移行=教育バウチャー制度は、災害から1年7ヶ月後にはほぼ完了し、公立校は123から4校へ激減。チャーター・スクールは7から31校へと増えた。また、教職員組合の契約は破棄され、4700人の組合員教師は全員が解雇されることになった。)

「ルイジアナ州の教育改革者が長年やろうとしてできなかったことを(中略)ハリケーン・カトリーナは1日で成し遂げた」(フリードマン経済学を信奉するシンクタンクの報告)
” ※着色は引用者


解説者の服の色と字幕の文字の色の資料:

https://x.com/nhk_meicho/status/1665206744375603200
”100分de名著
@nhk_meicho
📺明日放送
『ショック・ドクトリン』ナオミ・クライン
第1回 「ショック・ドクトリン」の誕生
[Eテレ]6/5(月)夜22:25

#100分de名著 #伊集院光
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午後1:00 · 2023年6月4日
·
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https://x.com/nhk_meicho/status/1667547165672067072
”100分de名著
@nhk_meicho
📱#NHKプラス 見逃し配信中!
前回の放送を見逃した方は、明日22:49までNHKプラスでご覧になれます!
https://nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/plus/


📺明日放送!
『ショック・ドクトリン』ナオミ・クライン
第2回 国際機関というプレイヤー・中露での「ショック療法」
[Eテレ]6/12(月)夜22:25

#100分de名著 #伊集院光
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午前0:00 · 2023年6月11日
·
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https://x.com/nhk_meicho/status/1670280175001427969
”100分de名著
@nhk_meicho
📱#NHKプラス 配信中!
前回の放送を見逃した方は、明日22:49までNHKプラスでご覧になれます!
https://nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/plus/


📺明日放送!
『ショック・ドクトリン』ナオミ・クライン
第3回 戦争ショック・ドクトリン 株式会社化する国家と新植民地主義
[Eテレ]6/19(月)夜22:25

#100分de名著 #伊集院光
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午後1:00 · 2023年6月18日
·
6.2万
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https://x.com/nhk_meicho/status/1672816888819187714
"100分de名著
@nhk_meicho
📱#NHKプラス 見逃し配信中!
前回の放送を見逃した方は、明日22:49までNHKプラスでご覧になれます!
https://nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/plus/


📺明日放送!
『ショック・ドクトリン』ナオミ・クライン
第4回 日本、そして民衆の「ショック・ドクトリン」
[Eテレ]6/26(月)夜22:25

#100分de名著 #伊集院光
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午後1:00 · 2023年6月25日
·
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https://twitter.com/louvreyazawa/status/1242415366577352705
”名画を読み解く 矢澤佳子
@louvreyazawa
ベリー公の時祷書。乙女マリアに天使が受胎を告げ、頭上に聖霊の鳩が降りる。天使の楽団がマリアを讃え、楽器を奏で、歌う。周りにも楽器を奏で歌う天使。絵画が音楽で満たされています。3/27「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」京都・神戸は実施。ご登録はお電話で。HPを→https://meiga-louvre.amebaownd.com
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画像
午後8:38 · 2020年3月24日”


https://x.com/hukuma_san/status/499568990537015297
”伏魔の剣@ロス丸
@hukuma_san
今週のマギ ②
何気にシバ の友達である鱗狼族のモモ が再登場。悲しい再会だ…。

しかも各種族は「この世界」の各金属器のジン一体でしかない。つまりモモ を含めた異種族 の大量死も確実…。
少なくともブァレフォールは恨んでそう。
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午後11:51 · 2014年8月13日”
鱗狼族のモモの額に×傷だとわかる画像


「サイボーグ009」が3DCGで蘇る。話題の映画「009 RE:CYBORG」の秘密を原作に探る
藤津亮太
2012年08月14日(火)11:00
https://www.excite.co.jp/news/article/E1344907480391/
”さて本題だ。『天使編』『神々との闘い編』がどうしてすごいのか。
それは石ノ森が『009』を(断続的に)描きながら正義について思考を深めていったその一つの到達点だからだ。
6巻の「地下帝国“ヨミ”編」のラストで、石ノ森はついに姿を見せた「黒い幽霊団」の本体にこんなセリフを言わせている。
「『黒い幽霊(ブラックゴースト)』を殺すには、地球上の人間全部を殺さねばならない。なぜなら『黒い幽霊』は人間たちの心から生まれたものだ。人間の悪が、みにくい欲望が作り上げた怪物(モンスター)だからだ!」(原文はカタカナ、読みやすさのため句点を補った)
人間を守るため、平和な世の中を守るために戦っているサイボーグたちにとって、これほど困惑する状況はない。守ろうとしている人間にこそ悪の芽がある、としたら、なにを信じて戦えばいいのか。

この「黒い幽霊団」の言葉が一つの結論として提示されるのは、作中でベトナム戦争や中東戦争といった現実の戦争を登場させてしまったからだろう。現実の戦争を一歩引いて冷静な目で見れば(それはつまりSF的なものの見方でもある)、人間は愚かでみにくいからこそ戦争を止められない、という一面の真実を否定するわけにはいかない。(6巻は当然、このネガティブな問いかけに対する答えを描いて物語を締めくくっている)
「人類は悪であるため滅ぼす」という正義の実行者として現れる『天使編』の天使は、この「黒い幽霊団」の示す一面の真実を一歩進めた存在なのは間違いない。。そして『神々の闘い編』ではさらに一歩踏み込んで、009たちもまた聖人君子ではなく、悪の芽=欲望を持った存在であると描きだしてしまった。これが衝撃的でなくてなんであろう。
『天使編』『神々との闘い編』の連載が'69年から'70年にかけて。それまでにも「人類は悪かもしれない」という問いかけを持った作品は存在しただろう。だが「SF的視野の広さ」と「問いかけの迫真性」、そして「作品のポピュラリティ」という三つを兼ね備えている点が『天使編』『神々との戦い編』を非常に普遍的な作品に仕上げている。
ちなみに人類は善なのかという問いかけを含んだ作品の代表的な作品として『デビルマン』があるが、こちらは連載が'72年から'73年となっている。
ファンはもちろん物語の先を知りたいという素直な気持ちもあった。だが同時に、人類=つまり我々は、正義なのか悪なのかという大きな問いに石ノ森がいかに回答を出すか、そこにも大きな関心があった。だからこそとば口で終わってしまった『天使編』『神々との闘い編』は伝説的なエピソードとなったのだ。

このテーマについて、石ノ森は当然十分自覚的であった。石ノ森は'77年に発売された『009』のLPレコードに「作者テーマを語る」という一文を寄稿している。

(前略)
“悪”という血管の中で、人体(社会)を滅ぼすための一粒のガン細胞ーーそれが「黒い幽霊団」の00ナンバーサイボーグ(改造人間)たちであった。1から8までの実験用(00ナンバー)サイボーグから、より完成に近づいた9人め、それが島村ジョーであった。
そう、島村ジョー・サイボーグ009の誕生である。00ナンバー、まだ未完成のサイボーグ達ーー、彼等はそれ故に、ガン細胞となることを否定し、“組織”から脱け出し、好むと好まざるにかかわらず、その母体の“悪の組織”と闘う“白血球”になったのである。
(略)
やがて、この“白血球”たちは、ひとつの“悪の組織”を壊滅させた。「黒い幽霊団」を滅ぼしたのである。が、人体の血管が“悪”であるとたとえれば、“悪”はいたるところに存在し、それを滅ぼすことは、人体(地球・地球人)そのものを滅ぼすことになりかねない。それでも彼等は闘わねばならぬとしたら……。それが描けることになるはずの。「サイボーグ009」後編“神々との闘い”のテーマなのである。

連載から7年経過しても『神々との闘い』について言及するあたり、石ノ森がこの題材とテーマをライフワークとしていたことがわかる。そして21世紀を目前に、石ノ森はいよいよ完結編を描こうとするが、連載直前の'98年に鬼籍に入ってしまう。
ただし石ノ森の膨大な構想メモを引き継ぎ、息子の小野寺丈が小説として『2012 009 conclusion GOD'S WAR』を執筆。2012年に全3巻での完結が予告されている。また並行してマンガ版『009 conclusion GOD'S WAR』(画は早瀬マサト)がWEBマガジン「クラブサンデー」で連載されている。
” ※着色は引用者



サイバネティックス artscape
https://artscape.jp/artword/5969/
” Cybernetics
更新日
2024年03月11日

通信工学と制御工学、生理学と機械工学を総合的に扱うことを目的とする学問分野。アメリカの数学者ノーバート・ウィーナーの『サイバネティックス 動物と機械における制御と通信』(1948)において提唱された。その序章で、ウィーナーはこの言葉をギリシャ語の「舵手(kybernētēs)」から着想したと述べているが、彼によればその理由は、船の操舵機こそがサイバネティックスの主題である「フィードバック機構」の最も古い形式だからであるという。
(略)
ウィーナーの著作自体は多くの数式を含んだ難解なものだが、この新たな学問分野が(少なからぬ曲解を通じて)後世に与えた影響は極めて大きい。大衆文化におけるその受容は、1980年代の合衆国における一冊のSF小説、すなわちW・ギブスンの『ニューロマンサー』(1984)をきっかけに始まった。ギブスンは、脳と機械が電子的に統合されたネットワークを自身の小説に登場させ、それを「サイバースペース(電脳空間)」と名づけた。「サイバネティックス」と「スペース(空間)」の合成語であるこの概念が登場して以来、『ニューロマンサー』を含むSFジャンルとしての「サイバーパンク」や、拡張身体としての「サイボーグ」といった言葉が生まれ、それに伴い「サイバネティックス」概念も広く人口に膾炙した。
(略)
参考文献

『サイバネティックス 動物と機械における制御と通信』,N・ウィーナー(池原止戈夫ほか訳),岩波文庫,2011
『サイバネティックスはいかにして生まれたか』(新装版),ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳),みすず書房,2002
『ニューロマンサー』,ウィリアム・ギブスン(黒丸尚訳),ハヤカワ文庫,1986
” ※着色は引用者

アントニウス十字(あんとにうすじゅうじ)とは? 意味や使い方
https://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%82%B9%E5%8D%81%E5%AD%97-1266779
”世界大百科事典内のアントニウス十字の言及
【アントニウス】より

…【森安 達也】
[図像]
 アントニウスは頭巾の付いた修道服を身にまとい,髭を蓄えた老人として表現される。持物はアントニウス十字架と呼ばれるT字型の十字架で,T(ギリシア語のタウ)は神(テオス)を意味すると考えられる。この十字架は聖人の外衣の肩に青色で付されることもある。…
【十字】より

…なお,2本の線が斜めに交差したものをアンデレ十字という。(2)正十字の下方の線が長く,上方の線が欠けているT十字,またはギリシア文字のT(タウ)と同形なのでタウ十字(またはアントニウス十字)とよばれるもの。この十字の起源は,上方に円形の取手のついたエジプト十字(または柄付き十字crux ansata)にあるといわれ,エジプトでは,生命の象徴アンクankhとして神,王,神官などの手に握られていて,不死の生命を与える護符としての機能をもっていた。

※「アントニウス十字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について
” ※着色は引用者


https://twitter.com/orangekirar/status/1730232744318222631
”青龍さんがリポスト
ペルケン
@orangekirar
佐藤健のシャツ、英字ドクロ!!!!!!!!!!!!!!!?!????!!??!!??!!?
画像
午後11:30 · 2023年11月30日
·
1,857
件の表示”
電王で主人公がドクロのシャツを着ている場面の画像。
公式が無料公開している仮面ライダー電王 第01話[公式]だと18:14の箇所。
初代が元々のデザインがドクロ[青属性]だったからだろうな。
基本形態が赤なので、初代と同じく「青を赤で覆う」ことを表現している



コトバンクにニンジャイエローが載っている笑
ニンジャイエローとは? 意味や使い方 - コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%83%BC-728412
”ニンジャイエロー
特撮テレビ番組『忍者戦隊カクレンジャー』に登場する変身ヒーロー。三好清海入道の子孫、セイカイがスーパー変化(変身)する。使用する武器はイエロークロー。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて

本作は変身ではなく変化(へんげ)。変身って言葉は戦隊シリーズでは避けてそうだな。
仮面ライダーへの配慮だろう。


ーーーー

https://x.com/uxskf/status/1718216448273985683
”ワクワクさん
@uxskf
ペルソナってタイトルからアレでしょ?
ユングユング グノーシス

ヤルダバオトが出てきたまではいいが表のラスボスが正義の政治家でなぜモデルがシャアなのかまで考察してる人見ないんよな
午後7:41 · 2023年10月28日·535 件の表示


https://x.com/uxskf/status/1715397686600548401
”ワクワクさん
@uxskf
アトラスはペルソナ(そもそも元からユングだけど)だけなら洗脳ゲームランキングのトップ狙えそう

わざわざヒトラー出したり4のシャドウと5のグノーシスとかアレすぎね
さらに表示
午前1:00 · 2023年10月21日
·
712
件の表示”

https://x.com/uxskf/status/1786753979483091456
”ワクワクさん
@uxskf
グノーシスで分かるデビルマン

女神転生からペルソナって上手く取り込んだよね

ペルソナってモロにユングだし

さすがに露骨すぎて5のスピンオフみたいなやつは考察されてたけど笑
午後10:45 · 2024年5月4日
·
1,348
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https://x.com/uxskf/status/1714511027629670525
”ワクワクさん
@uxskf
ペルソナは1番人気の5がね
表のラスボスが正義の政治家
真のラスボスがヤルダバオト
グノーシスなんだがわざわざシャアモチーフとかね エジプト要素もある
続編もソフィアだとか色々アレだ

坂本龍馬にスカルアンドボーンズは狙ったねw
他にも革命系の名前が多い

今は人工知能重視作品が多い傾向
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午後2:17 · 2023年10月18日
·
1,671
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ボゴミール派
http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/gnousisu/bogomiiru.htm
” ボゴミール派もまたグノーシスの神話を含んでいる。
 そして、それはカタリ派がカソリックを悩ませたように、このボゴミール派は東方正教会を悩ませた巨大な異端派であった。
 それは実に500年以上も続き、一時期にはブルガリアを中心に東ヨーロッパのみならず、イタリアやフランスにまでも影響を及ぼす大勢力となった。

 ボゴミール派の成立には、まずパウロ派と呼ばれる異端派がある。これはキリストの神性を否定した派であり、彼らはイエスは30歳のときにパプテスマを受けたときに神の養子となったという「キリスト養子説」を取っていた。当然の如く三位一体説は否定しており、その代わりマニ教やマルキオン派からの強い影響が見られ、いわゆる善悪二元論を取っていた。
 しかし、彼らのこの「養子説」は、グノーシス派のキリストを純粋な霊的存在と見なす考えとは対立する思想であった。
 彼らはキリストがマリヤの受胎を通じて、敢て肉体を持って生まれたとし、むしろマニ教の影響が強い。
 そのため、この派は、当時マニ教と混同された。東方正教会の記録に「マニ教」とあるのは、実はこのパウロ派を指していることも多い。
 パウロ派もグノーシスの教義を断片的に含んではいたが、これはマニ教を経由してのことのようである。
 パウロ派の成立は未だにはっきりしていない。おそらくその起源は7世紀頃まで遡る。そして、東ヨーロッパの様々な教派の思想を取り込んで発展し、8~9世紀頃には国家を造るまでになったが、この国も結局ビザンチン帝国によって滅ぼされた。
 そして、彼らはその後も熱心に布教を続け、存続する。
 パウロ派の一部は8世紀の初頭にビザンチン皇帝によってトラキア地方の辺境守備隊として移住させられた集団がおり、これがボゴミール派の祖であるというのが有力な説である。

 彼らは、マニ教やマルキオン派の影響だけではなく、さらに東方正教会で起こった聖像破壊運動を取り込み発展した。聖像破壊運動は偶像崇拝を否定する動きから生じた運動で、8~9世紀の約100年間続く運動である。これは東ローマ皇帝の聖像破壊の勅令によって行われ、レオン3世の治世とテオフィロス帝の治世の2回のピークがある。
 レオン3世は724年頃に聖像崇拝への批判を始め、730年に全ての聖像の破壊を命ずる勅令を出している。いわゆる第1次聖像破壊運動の始まりである。
 彼の息子のコンスタンティノス5世もこの運動を継続したが、孫のレオン4世の頃から運動は下火になり、コンスタンティノス6世と摂政のイレーネ皇后の時代になると運動は中断される。実権を握ったイレーネが聖像擁護派だったためである。780年年代のことである。
 しかし、814年にレオン5世が即位すると、聖像破壊運動は再開される。ここからが第2次聖像破壊運動の開始である。レオン5世が暗殺されミイカエル2世が即位すると一時期下火になるものの、829年にテオフィロス帝が即位すると、再び聖像破壊運動がピークとなる。
 だが結局、この運動は、聖職者達の強い抵抗と聖像擁護派の巻き返しによって、842年のテオフィロス帝の死をもって終焉した。
 文字通り、偶像崇拝は「聖書」の禁ずる行為であるとして、十字架や聖画、聖像が破壊された。
 しかし、この運動は極めて暴力的になり、修道院を破壊し、反対する聖職者達を大勢殺戮した。当然の如くローマ教皇との深刻な対立をも引き起こした。
(この運動が起こった原因については、歴史学者たちの間でも議論があり、はっきりとした結論は出ていない。一つはイスラム圏と接していたがゆえに、イスラムの偶像否定の影響を受けたという説。破壊派に政治家や軍人が多く、聖像擁護派に聖職者が多かったことから、政治権力と宗教権力の抗争といった説もある。)
 ともあれ、この運動はボゴミール派にも強い影響を与えた。
 ボゴミール派は、聖像を認めず、十字架に至ってはキリストを殺害した処刑具であり、こんな物を崇拝するのはもっての他と断じたのである。

 ボゴミール派の開祖は、その名の通りボゴミールという村の司祭であったといわれる。930年頃のことである。ただ、これはボゴミールの0からの発明ではなく、もともとあった運動を発展させた有力な指導者と見られている。
 ボゴミール派の大きな特徴は、その創世神話にある。
 彼らによると、神には二人の息子がおり、一人はキリスト、もう一人はサタナエルという天使である。 このサタナエルは「旧約聖書」の神と同一であり、もちろん真の神ではない。サタナエルは、真の神の同意を得た上で、物質世界を創造したという。サタナエルは暴君であり、邪悪な存在である。
 真の神は天界と天使たちを創造した。サタナエルもこのときに創造された。しかし、思い上がったサタナエルは神に反逆し、堕天する。
 堕天したサタナエルは、混沌とした大地を整備して、地(物質世界)を創造した。これは真の神の許可を得たうえでのことだったという。
 サタナエルは土から人間を創造しようとしたが失敗した。そこで、サタナエルは真の神に協力を仰ぐ。
 真の神は、いずれ人間を自分に返還することを条件に、これに協力する。真の神は魂を創造し、サタナエルの土人形(肉体)に、これを吹き込むことによって人間を創造した。

 サタナエルは暴君となって、過酷な支配を行い、この真の神の子でもある人間たちを苛め抜く。「旧約聖書」にある流血沙汰、ノアの洪水などがそうであるという。
 そこで、真の神はキリストを派遣して、人間を救済する。
 イエスは神的な存在であったが、マリヤを通じて仮の肉体をまとった。しかし、本来イエスは非物質的な存在であり、あくまで「肉体のようなもの」をまとっていただけだったという。
 イエスは福音を説き、「言葉」である「聖霊」を人々に浸透させた。
 サタナエルはこれを妨害する。十字架にかけられたのも、サタナエルの計略だったが、もともと本当の肉体を持たないイエスにとっては、意味のないことであった。
 イエスは仮に死ぬと、すぐに復活し、サタナエルを鎖で縛り、地獄に投げ込んだ。この時点で、サタナエルは「エル」を失いサタナ(悪魔)に堕す。

 任務を終えたイエスは天界に戻ると、自分の内に入った「聖霊」と共に、「父」と一体化する。これで、「三位一体」という一時的にバラバラになっていた状態を終え、一つの神に戻った。
 しかし、サタナは地獄から逃亡することに成功し、再び地上を支配するようになった……という。
 だが人間は、このサタナの手から逃れることは充分可能である。それはボゴミール派の説くイエスの教えを受け入れることであるという。

 したがって、物質たるこの世はサタナエルによって支配されている邪悪な世界である。この世に貧困や戦乱や病気といった災厄に満ちているのも、邪悪なサタナエルによって造られ、支配を受けているからに他ならない。
 東方正教会や皇帝などは、サタナエルの手先であり、邪悪な存在である。
 これは重要だ。ボゴミール派は、とかく皇帝や教会などの権力をサタナエルに属するものとして嫌悪した。当時、封建社会において搾取の対象にされ、悲惨な生活を強いられた農奴たちが、重税を取って贅沢三昧に遊び暮らす皇帝や貴族、聖職者たちへの一種の階級闘争として、このボゴミール派を奉じたのだ、という説を、ブルガリアの歴史学者たちは支持しているからだ。

 ボゴミール派は、とにかく正統派(?)の東方正教会派の教義を否定した。
 まず、彼らはサタナエルの作品である「旧約聖書」を聖典とは認めなかった。モーセなどはサタナエルの手先であるという。
 さらに彼らは、十字架も聖像も偶像崇拝であるとして、これを認めなかった。
 ミサなどの東方正教会の宗教儀式は全く無意味であり、唯一正統な祈りは「主の祈り」だけである。
 聖餐式のパンとワインは、もちろんキリストの肉でも血でもなくただの食品であるという。
 洗礼についても、堕落した正教会の聖職者が自由意志のまだ無い幼児に洗礼をほどこすのは無意味であるとし、成人してから自分の自由意志で受ける、いわゆる「再洗礼」を行った。

 懺悔に関しても堕落した正教会の聖職者に行っても意味はなく、彼らはお互いの仲間どうしで懺悔した。
 金や富はサタナエルのものであり、したがって金持ちは救われない。信徒は貧しくあるべきと考え、粗末な衣服のみを着るべしとされた。さらに肉食や酒は禁止であり、婚姻も避けるべきこととされた。
 だが、こうした厳しい戒律を全て守るのは、普通の農奴には難しく、「完全者」と呼ばれる一部のコアな信徒がこれを行った。「完全者」には、元正教会の下級聖職者出身者が多く、彼らがボゴミール派の聖職、宣教師となった。

 ボゴミール派は、大きく2派に大別される。
 一つはサタナエルは真の神の被造物であり天使に過ぎず、最後の審判の日に地獄に投げ込まれる悪魔であるとする穏健二元論派である。彼らは、サタナエルは神の罰を受けて堕天し、「エル」を失いサタナ(悪魔)になったと考える。
 この穏健二元論派は、初期のボゴミール派の主流派であり、ブルガリアを中心に広まっていた。
 もう一つは、サタナエルは真の神と同等の力を持ち、両者の対立は未来永劫続くと考える絶対二元論者である。これは時代が下がると徐々に力を増してゆく。マケドニア地方に置かれたボゴミール派のドラゴヴィツァ教会が、その中心であった。

 この絶対二元論派は、東方正教会や権力者たちを激しく批判し、対立した。
 両派は、同じ境遇にあり、二元論以外の教義では一致が多かったので、互いに容認しあう関係にあったらしい。
 ただ、宣教活動は絶対二元論者のほうが熱心であり、彼らはイタリアやフランスにまで遠征した。
 それによって、ボゴミール派は、かのカタリ派に大きな影響を与えることになるのである。

 当然の如く、ボゴミール派は、東方正教会からもブルガリア帝国やビザンチン帝国からも激しい迫害を受けた。
 12世紀に起こったボゴミール派説教師バシレイオスの壮絶な殉教事件も、そうした最中に起こっている。


 ブルガリアがビザンチン帝国の侵略を受け、帝国に併合されると、彼らはレジスタンス運動とも結びついたらしい。
 そのため、ビザンチン帝国の支配下でも激しい迫害を受けたが、彼らは衰えることはなく、かえって活動を活発化させた。彼らは逆にビザンチンの帝国領の各地で宣教を行い、その勢力はコンスタンチノープルにまでおよぶことになる。
 やがてブルガリアがビザンチンの支配を脱した後も、彼らは活動を活発に行っていた。

 しかし、14世紀頃から衰退が始まる。そして、オスマン・トルコの侵略を受け、イスラムの支配下に入ると、ボゴミール派は事実上消滅してしまった。
 彼らの大半はイスラム教に改宗してしまったという。
 あれほどの迫害を生き延びた彼らが、なぜあっさりとイスラムの前に敗北してしまったのか。その理由はよくは分からない。
 ある学者は、ボゴミール派の教義そのものが階級闘争の目的から離れて、抑圧されていた庶民の人気を失い、さらにイスラム教は、彼らがこれまで戦って来た相手(東方正教会など)とあまりに異なった相手だったので、それと戦う理論武装がなかたったためではないかと推測している。

 ボゴミール派は、こうして消滅したが、彼らの教義はブルガイリアの民間伝承の中で行き続ける。
 そして、その教義の一部は西ヨーロッパのカタリ派にバトン・タッチされ、グノーシスの教義の残滓は、さらにしばらく継承されてゆくことになるのである。


「異端の宗派ボゴミール」 ディミータル・アンゲロフ著 寺島憲冶訳 恒文社
「異端事典」 C・S・クリフトン著 田中雅志訳 三交社
「聖像画論争とイスラーム」 若林啓史著 知泉書館
” 着色は引用者
 上記の記事はリンク切れ。サイトが消えたので。
「…」は私による[中略]を意味する表記。
「再び地上を支配するようになった……という」の「……」は省略を意味せず本文通り]
(イエス・キリストが生贄になったことに感謝する教えではないのがボゴミール派)



シュメール人はなぜ六十進法を用いたのか | 永井俊哉ドットコム
時計マーク 2013年2月5日 ↻(更新マーク?) 2021年7月11日
https://www.nagaitoshiya.com/ja/2013/sexagesimal/
”シュメール人が六十進法を用いたのは、60 に約数が多いからとか、60 まで両手で数える方法があるからとかいった理由からだけではない。60 は、両手の指の数である 10 と一年における月の朔望周期の回数である 12 との最小公倍数として意味のある数だからである。そして、この点のおいてメソポタミアの六十進法と六十年周期の中国の干支は同じ構造を持っており、後者は前者の文化的影響で成立したと推定できる。今日、メソポタミアの六十進法も中国の干支も、木星と土星が同じ黄道上の位置で合接する 60 年の周期で説明されることがあるが、それは占星術が発達した時代に考えられた解釈であり、そうした後世の解釈で本来の意味を見失ってはいけない。
(略)
エジプト文明が十進法であったのに対して、メソポタミア文明が六十進法であった理由を考える上で、両者の暦の差が参考になる。エジプト文明が太陽暦を採用していたのに対して、メソポタミア文明は太陰太陽暦を採用していた。太陰太陽暦とは、月の満ち欠けの周期である30日(より厳密には、29.53日なので、29日の月も混ぜなければならない)を1月とし、1年を12月とし、毎年11日ほど生じる回帰年とのずれを19年に7回の割合で閏月を挿入することで縮小する暦である。これに対して、エジプトの太陽暦は、1年を365日としており、暦の月と月相のサイクルは対応しない。メソポタミア文明が月の満ち欠けのサイクルを重視したのに対して、エジプト文明は太陽の回帰サイクルを重視したと言うことができる。

両者の違いは文明の中心地の所在の違いによって説明できる。メソポタミア文明の中心であったウル(Ur)、ウルク(Uruk)、ラガシュ(Lagash)は、以下の地図を見るとわかるように、当時は海岸のそばにあった。
地図の画像省略。コピペすると「画像の表示」と表示される。
ウバイド期におけるメソポタミア都市国家の形成と当時の海岸線。[7]

海岸の近くに都市国家を形成した航海民族のシュメール人にとって、月の潮汐力による海面水位の変動は大きな関心事であり、それが暦にも反映されて、太陰太陽暦が作られたと考えられる。これに対して、以下の地図にあるように、古代のエジプト文明では、文明の中心(メンフィスあるいはテーベ)が内陸にあった。
画像の表示
紀元前3150年頃、上エジプトのナルメル王が上下エジプトを統一して以来、首都はメンフィスに置かれた。中王国時代以降は、さらに上流のテーベが首都となった。[8]

だからエジプト人にとっては、30日周期で起きる海岸での干満のサイクルよりも365日周期で起きるナイル川の氾濫の周期の方が予知するべき重大事であり、このため太陽暦が採用されたと考えられる。エジプトでは、一年が、洪水の季節(akhet)、種蒔きと成長の季節(peret)、収穫の季節(shemu)の三つの季節に分けられていたというのだから、ナイル川の水嵩の変動周期がいかに重要であったかがわかる。

以上を要するに、シュメール人は、エジプト人以上に太陽の回帰周期よりも月の朔望周期を重要視していたということである。朔望月は約30日であり、その周期は閏月のない一年に 12 ある。そこで、「六十進法の 60 は、12 と 30 の最小公倍数である[9]」という解釈がなされることがある。
(略)
4. 参照情報
(略)
7.↑NordNordWest. “Map of sites of the Ubaid culture.” Licensed under CC-BY-SA.
8.↑Jeff Dahl. “Map of Ancient Egypt, showing the Nile up to the fifth cataract, and major cities and sites of the Dynastic period (c. 3150 BC to 30 BC)..” Licensed under CC-BY-SA.
9.↑「十二進法 」日本語版ウィキペディア. 2012年12月8日 (土) 03:05 .
” ※着色は引用者


『文明の物流史観』【物流から歴史を視る!人類はどうやってモノを運び売ってきたか?】
2021.10.06 本の紹介
https://www.seizando.co.jp/blog/sales/archives/9743
"5.4 第三次輸送革命:木造帆船と騎馬の発明

第三次輸送革命が生じた時期は、メソポタミアでウル第二王朝が衰えはじめ、シュメール都市王朝が成立し、エラム国家が繫栄し、ペルシャ湾を通じてインダス文明との交易が始まった頃です。さらに、騎馬と戦車を用いたシャルル・キーンによってシュメールが統一され、アッカド帝国が興隆しました。東地中海ではクレタ・ミノア文明が勃興し、エジプト~メソポタミアの中継貿易で次第に東地中海を支配していきました。一方、エジプトでは紀元前3000年頃、メネス王によって上下エジプトが統一され、初期王朝が誕生しました。

強力な王権が誕生すれば、大規模な神殿や王宮の建設で権威を示す必要が生じます。奢侈品や建設に必要な建材を得るには、王自ら遠征を行って略奪する(武装交易)か、王権に権威付けられた商人に交易を行わせるか、遠隔地から貢納させる(貢納交易)必要がありました。このような大規模な交易を行うには、これまでの牛やロバによる陸上交易だけではとても実現できません。ここに、第三次輸送革命が起こる必然性があります。それは、木造帆船の発明と騎馬の誕生でした。騎馬は輸送とともに戦闘力をも一変させ、帝国の出現を促す原動力となりました。

古代エジプトの帆船

最初の帆船はエジプトで作られた、組み立てた木造の準構造船でした。

エジプトで開発された木造船は縫合船と呼ばれ、船体の製作法は①綱で縫合する方法、②ホゾ結合、の2つの方法がありました。当時のエジプトの船は竜骨も肋骨もない構造でした。初期の帆船はマストの位置が前寄りだったため、操舵が難しいという欠点がありました。しかし、ナイルの流れは南から北に、風は常に北から南に吹いていたため、川を下るときは流れに乗っていればよかったようです。のちに、外洋航海に耐えられるようにマストの位置は改良されました。
(略)

オリエントとインダスの交易

メソポタミアの都市国家は、紀元前3000年頃にエラム地方の都市スーサを中心とした交易ネットワークで結ばれ、アフガニスタンを結ぶ陸上ルートと、海路ではオマーン半島のアラビア海洋民族ハリージーによる航海ルートが利用されていました。

アラビア半島における航海については、出土品の分析から、すでにこの頃シュメール文明とインダス文明の交易が開始されていたことがわかっています。

エジプトもメソポタミアも、シリアやアフガニスタンから金属材料や木材、貴石を輸入していました。またエジプトは金や象牙の入手のため、ヌビアへ船で遠征しました。サハラやアラビアの砂漠越えにはロバの隊商が活躍しました。

メソポタミアが必要とした青銅器の原料鉱物は銅と錫でしたが、銅は地中海のキュプロスが一大産地であり、クレタやのちのミケーネの重要な中継交易地でした。これらの海上交易で重要な役割を担っていたのが、シリア海岸のウガリトやビブロスでした。
” ※着色は引用者


南山大学
第 2章 草束舟
https://rci.nanzan-u.ac.jp/jinruiken/publication-new/item/monograph_04_chapter2.pdf
エジプト、メソポタミアあるいはインダスなどの古代文明において、絵画から葦などを束ねた舟が描かれており人類の舟の源流のひとつであることがわかる(Greenhill 1976; Johnstone 1980; MacGrail
2001)。
その材料はいわゆる葦(アシ、ヨシ類)以外でも中空の茎を持つイネ科の植物なら広く舟とする
ことができる。また細い竹やガマやヒメガマでも舟を作るのが可能である。したがって「葦船」と
いうと誤解が生じるので別の名称を使うべきであろう。
これらの舟はただ草を寄せ集めてつくる舟ではない。実際は草の束をきつく縛って丸太状の部分
を作り、その丸太を数本束ねて舟にするのである。後半の作業は丸太筏を作る作業と共通性が高
い。このような特徴をより客観的に描くならば草束舟(grass-bundle boat)ないし草束筏(grass-
bundle raft)という名称がより適切であろう。なおタスマニア島には1本の木からとった樹皮を丸
めて1本とし、それを数本束ねる式の樹皮束筏舟(bark-bundle raft)が知られているが、バリエー
ションのひとつであろう。
直接的な証拠は残りにくいが、メソポタミアでは伝統的に瀝青で固めた葦のマットが家の壁などに使われてきた。古代ウル期からはロープ、葦そして板などの圧こんのついた固まった瀝青が発見
されており、それは壁以外に防水して草束舟ないし板接ぎ舟に使った部材ではないかと解釈されて
いる。
5000BCE 年紀、ウバイド期から出土する土製品は帆柱の穴をもった何らかの舟である可能性があ
る。船体の楕円形状の形状だけからは民族誌で見られるお椀型の笊舟が想定される。また 4000BCE
年紀のウルクからは両端が高く上がった草束舟とみられる粘土板が発見されている(図2‒1)。舳
先と艫と思われる部分の内側には垂直に伸びたものが表現されているが、それは舳先と艫を縛り上
げたロープではないかと思われる。地中海でも2000BCE 台のミノア文明においても同じような草
束舟が金細工の表面に表現されている(McGrail 2001: 103)。
メソポタミアでは20世紀になっても葦を基本として、それを堅く柳の枝などで編み、アスファルトで止水するような草束笊舟が使われていた(図2‒2)。zaima と呼ばれる舳先と艫が尖ったいわゆる舟状の舟と、quffa と呼ばれる丸い、佐渡のたらい船のような草束笊舟が使われてい
た(McGrail 2001: 60; Hornell 1946: plate 17b)。
モロッコやサルディニアでは20世紀になって
も草束筏が漁業などに使われていた(McGrail
2001: 103)。

図2‒1 メソポタミアの草束舟(McGrail 2001: Fig. 3.3
(略)
7.草束舟の実験航海
草束舟の実験航海で有名なのは、トール・ハイエルダールの「葦船」の実験であろう。有名なコンチキ号の冒険のあと、文明の海上移動論に傾倒するハイエルダールはラー号というパピルス製の草束舟を作り、エジプトから中米マヤ方面への文明伝播を証明しようとした。
彼がエジプト・ナイル川の船大工に葦舟のラー号に帆柱をつけてくれるように依頼したところ、
そんな舟は見たこともない、と一蹴された、しかしチャドから来た3人の船大工が製作を引き受け
くれたという逸話は有名である。つまりアフリカの中央部のチャド湖では草束舟カダイが生活のた
めに使われていたのだ。ただしそれは櫂漕であり帆をつけるものではなかった。
ハイエルダールはクフ王のピラミッドで発見された板継ぎ舟の特異な形態、つまり舳先と艫が高
くそり上がった形態が、もともと葦船をモデルに作られたと推測し、エジプト文明はナイル川に豊
富なパピルス葦を使った舟で伝播したと推論した。その発想の原点はラパヌイでみた岩絵であっ
た。コンチキ号の実験のさい、彼は丸太筏にするか草束舟にするか(もう一つ獣皮浮きもありえた
が)、南米の民族事例で可能性を考えていた(ハイエルダール 1971: 25)。
1969年にクフ王のピラミッドのふもとで建造され、エジプトの太陽神の名前をつけた「ラー号」
はモロッコ海岸のサフィに運ばれ、大西洋を西に旅立だった。ラー号は建設不備と舵の損失があっ
たにも関わらず、8週間の遠征で5,000km の航海を達成した(図2‒12a)。
ラー号でアメリカ大陸に渡るのは失敗だったが、かなりの健闘をしたので、ハイエルダールは翌
年、チチカカ湖の先住民などの協力を得て改良型の10カ月後、ラーⅡ号が同じモロッコの海岸線
から海に投じられた。このラーⅡ号は前回の船よりも全長が短く、より頑丈に建設されており、モ
ロッコからバルバドスの目的地までの約6,100キロの航海を57日間で終えた(図2‒12b)。
1960年代からメソポタミア文明のシュメール人が帆の付いている船を使っていたことは知られていたが、それは主に川と海岸線沿いにのみ用いられていたと考えられていた。ハイエルダールはエジプト、ルクソールの王家の谷の墓内に描かれている絵を目にし、古代メソポタミア文明、インダス文明とエジプト文明は海を使って交流していたと確信したという。
1976年、ハイエルダールはイラクを訪れ、シュメール人の葦船を調査した。そこで彼は葦の浮力は8月に収穫された時に頂点に達することを学んだ。そして現地人の勧めに従って、1977年に
は最大級の葦船建設に取り掛かった。船の全長は18m で、ユーフラテス川とティグリス川が合流する地点で水に投じられ、ティグリス号と名付けられた。
シャットゥルアラブ川を下流しアラビア湾を経てアラビア海へとティグリス号は進んだ。ティグリス号はコンチキ号やラー号とは異なり、海流や風に流されるのではなく、目的地の各地の港を目
指して航海帆走した。操縦性は高くなかったが、パキスタンのインダス溪谷、そして続いて東アフ
リカのジブチに到着した。続けて紅海に進むことを予定していたが、地域の紛争や乗組員の疲弊状
態を鑑みて、遠征はジブチで幕を閉じることとなった。今回の遠征は6,800km、143日間だった。
この遠征を通して彼は葦船による海の帆走が可能だという事を証明した(図2‒13)。
” ※着色は引用者


知られざる海洋古代文明ディルムン…いや知ってる人は知ってるけど。
2024/11/5
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44290820
”代表的な古代文明といえば?黄河?エジプト?メソポタミア?インダス?

「四大文明」とかいうワードを使うとネット民からボコボコにされる世の中ですが、やっぱりすぐに浮かぶのはそのへんですよね。 「四大」への反論としてあがるのはミノア、長江などがありますが「ディルムン」はあんまり挙がらないかもしれませんね。

じゃ、今回はそれで。
☆復活したニコニコチャンネル「モンド・ヒストリカの離宮」
→https://ch.nicovideo.jp/mond-historica 0:00

今回の主要参考文献:
安倍雅史(2022)『謎の海洋王国ディルムン』中央公論新社
ホルスト=クレンゲル(1983)『古代オリエント商人の世界』江上波夫、五味亨訳 山川出版社
小林登志子(2020)『古代メソポタミア全史』中央公論新社
津本英利(2023)『ヒッタイト帝国』PHP研究所
高野秀行(2023)『イラク水滸伝』文藝春秋 ”
[上記動画では、
メソポタミア文明圏とインダス文明圏が海上交易していたことが、地図つきで解説されている。
「メソポタミア南部のチグリス・ユーフラテス河口に豊富に生えている葦が使われたようだ。葦を編んで作った葦船というやつだ。」
(動画時間9分5秒~)の個所にて、
「冒険家・人類学者のヘイエルダールによる再現」とある葦船の写真がある。
「ヘ」イエルダールは原文ママ。
]

『謎の海洋王国ディルムン』を掘る | 文化遺産の世界
https://www.isan-no-sekai.jp/column/8744

ーーーーーー

https://x.com/uxskf/status/1852664852084617261
”ワクワクさん
@uxskf
完全版の方はペルソナの5よく知らないけどラスボスがアダムカドモンらしいよ

ボゴミール派なのはその通り

世直し系とボゴミール派は相性が良いよ

神は国家の元首であり天使は納税者という概念

ボゴミール派自体が農民による支配者に税金なんて払いたくねーという感じだからそりゃペルソナ5とも合う
午後7:51 · 2024年11月2日
·
184
件の表示”

https://x.com/uxskf/status/1852670410283995341
”ワクワクさん
@uxskf
まぁペルソナ5はボゴミール派でもサタナエルvsヤルダバオトなんて変な事やってたりジョーカーのペルソナのやつは名前だけぽいけど

その前の政治家=サマエルで7つの大罪、ルシファーなんだろうけど

こいつのノア方舟みたいなダンジョンもサマエル=サタナエル属性としてボゴミール派の説話くさいな
午後8:13 · 2024年11月2日
·
140
件の表示

(上記の続き)
https://x.com/uxskf/status/1852673432758157593
”サタナエルに反乱しなかった下僕のノアを助けて箱舟を作らせその中に動物とノアの一族を乗せて生き残らせる

東條ミトラのサイトにこれが書いてあるよw ボゴミール派の話らしいw

改心を拒んだ連中は洪水でサタナエルに従ったノアは箱舟で生き残る

ペルソナの製作陣は神智学系から吹き込まれたかなw
午後8:25 · 2024年11月2日
·
73
件の表示

https://x.com/uxskf/status/1852675778657317076
”http://mithra.world.coocan.jp/HP_Mithraism_Grigori.html


んーでも2だと神智学は的だったんだよなぁ ヒトラーだしナチスだしトゥーレ協会だったし
さらに表示
午後8:35 · 2024年11月2日
·
40
件の表示


東條ミトラって一切できないサイトじゃん(笑) ケツ社系作品が参考にした可能性は否定できないけどね。

リンク先は
ミトラ教研究.見張り伝承
By 東條真人,Ph.D.
ミトラ教天使七星教会
表紙 ミカエル
改版履歴
初版 2008年4月23日(火)
二訂 2008年5月9日(金) 文字校正
http://mithra.world.coocan.jp/HP_Mithraism_Grigori.html
”1.見張り伝承

タロットには、七大天使に関する伝承を伝えるアルカナ(カード)がある。それは、大アルカナの≪XVIII 月≫である。ボゴミール=カタリ派の伝承によれば、≪XVIII 月≫は見張り*伝承と結びついている。以下は、ボゴミール=カタリ派の経典『ティベリアス湖伝承』による。全文は『ケウル-ミトラ聖典』の「ティベリアス湖伝承」に収録されているので、そちらを参照していただきたい。



サタナエルは、筆頭天使であり、全天使の頂点に立っていた。しかし、ある日、神にとって代わろうとしたため、天界から追放された。このとき、名前の末尾のエルをとられたので、サタナになった。サタナが神の住む上天を離れ、下天に向った時、全天使の三分の一がサタナについて行った。



サタナは、下天に独自の王国を築くと、神と協定を結び、七千年の間、物質世界を統治することになった。サタナが、すぐれた人間を育て、その魂で天使の欠員を埋めると約束したからである。



サタナは、こういう約束を神とかわしたことを家来の堕天使たちには黙っていた。ところが、ある日、堕天使たちの一部(見張りたち)が、サタナと神の密約をかぎつけた。彼らは、上天に帰りたがっていたが、神もサタナもそれを許さなかった。そこで、彼らは、人間の女たちと結婚して子供を作り、その子供たちを上天に送り込もうと考えた。



彼ら(見張りたち)は、さっそく、人間界に向かった。彼らは、チグリス・ユーフラテス川のほとりに降り立ち、そこに住む人々をうまく手なずけ、人々の指導者になった。彼らの指導の下、人々はチグリス・ユーフラテス川のほとりにいくつもの壮麗な都市を建てた。都市の郊外には水路が走り、緑の田畑と森が広がった。女性は美しく化粧し、はなやかに着飾った。そんな彼女たちを見て、見張りたちは恋に落ち、彼女たちと結婚した。しばらくすると、見張りの妻となった女性たちはみごもり、子供を産んだ。見張りもその妻たちも、得意の絶頂にあった。



ところが、子供たちは、とんでもないミュータントだった。彼らは手当たりしだいに食べまくり、途方もなく大きな巨人になった。巨人たちは町中の食べ物を食べつくすと、今度は町の人々を食べ始めた。恐怖におびえる町の人は泣き叫んで、逃げ回った。



町の人々の泣き叫ぶ声は、サタナの耳にも届いた。サタナは、家来の堕天使たちが勝手なことをたくらんだことに怒り、巨人たちを皆殺しにした。このとき流れた血で大地が汚れたので、サタナは大洪水をおこして、洗い清めた。このとき、ノアに命じて、一部の人間と動植物だけは箱舟に乗せて救った。



ボゴミール=カタリ派の伝承によれば、サタナに「おまえの部下が勝手なことをしたので、地上に大混乱が生じているぞ」と教えたのは、ミカエル、ジブリール、ラファエル(ダルダーイル)、イスラーフィールである。見張りの指導者は、シェミハザ(シェムナーイル)である。アズラーイルは見張りの一人である。サタナエル(サタナ)はアザゼルのことである。



*見張り 〔希〕Γρηγόριος。〔英〕Grigori。語源は、ギリシア語で見張りを意味する言葉のエグレーゴロイεγρηγοροι。




https://x.com/kitsuchitsuchi/status/1851168618115219483
”子×5(ねここねこ。子子子子子。五つ子)
@kitsuchitsuchi
とある魔術ノ禁書目録の神裂火織(かんざきかおり)が、片脚露出だ。胸は見せないが巨乳(胸の強調)。
左脚のみ露出。上着のジャケットは右袖がない。
非対称の服装で魔力上昇ってメイソンの片脚露出が元ネタかもしれない(笑) メイソンの儀式で魔力上昇(笑)
他にも加筆した。
引用
青龍
@Agito_Ryuki
10月29日
神裂火織かぁ……………まぁアレなら前例と言えるっちゃいえるか。天草式=隠れキリシタン=反徳川って図式でもあるので意図的ではあるしの
さらに表示
午後4:46 · 2024年10月29日·998 件の表示”
(上記へのリプ)
https://x.com/kikuchi_8/status/1853086747972051071
”菊池
@kikuchi_8
興味深い考察です。「天草式」(隠れキリシタン)が「ローマ正教」(カトリック)ではなく「イギリス清教」(英国聖公会)に所属しているというのも英国系メーソン寄りな設定に見えます。
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午後11:48 · 2024年11月3日·94 件の表示

https://x.com/Agito_Ryuki/status/1853366442701275188
”青龍
@Agito_Ryuki
作者である蒲池某が担当編集者である三木一馬と共に考案・執筆を繰り返した末のものという事なので三木が入れ知恵をしたのではと考えた方が無難でしょうよ。三木は『SAO』や『アクセル・ワールド』、古くは『灼眼のシャナ』に『乃木坂春香の秘密』、少し降って『劣等生』に『俺妹』など数多くの
午後6:19 · 2024年11月4日·129 件の表示

https://x.com/Agito_Ryuki/status/1853366854330589188
”映像化作品の担当という事からも非常に重要人物ですし、何より出身校が上智大学の理工学部なのが引っかかる訳でして。
午後6:21 · 2024年11月4日·109 件の表示


2024年11月9日に追加完了宣言。追加自体は2024年11月9日より前に完了

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