前から非モテ論とか、最近でいえば弱者男性論とかよく読んでいた。
その中で、フェミニスト系の論者が良く言っていたのが、「モテないことが辛いなんていうのは『女を獲得して一人前』という価値観に囚われているからだ。それを捨てれば治る」とか、あるいは「結婚したらエラいという男社会の価値観から自由になりましょう」というものだった。
一見、もっともらしいのでそれを受け入れて生活することにした。
「結婚して子供をつくらなければならないなんて決まりはない。そうしたって別にエラいわけではない」 「誰かと付き合うことは必須ではない」と自分に言い聞かせながら毎日のイライラをやり過ごそうとした。
だがすぐ無理だと悟った。
理由を一言で言うと、「私個人がその価値観を捨てたところで、社会は結婚して子供をつくるのがエラいという価値観で動いていて、その前提のもとに福祉や支援体制をはじめとした社会構造が構築されているんだから無理、というか激しくムカつく」である
具体的に書く。
「男社会から自由になった価値観」に基づいて社会を見てみると、まず子育て支援というものにイラつくようになった。
子供をつくって子育てするのも、結婚も子供もつくらずに一人で生きるのも、生き方が違うだけで対等であって上下の差はないはずである。なのに、前者の方は国家と法体系によって手厚く保護され、孤独な人間にはなんもないのである。社会的リソースの元手は税金なのにだ。
それはつまり「結婚して子育てするのはエラいし、皆そうするものだ」という男社会伝来の価値観があるからじゃないか。社会をそういう価値観が貫いてる以上、それは「非モテが自由になった姿」と衝突する。
不思議なのは、そのような価値観を捨てさるように言ってたフェミ系の人達はどうも、子育てを手厚くすることには反対してないようだったことである。なんだそりゃ。
次に福祉というものがそんなにいいものではないと思うようになってきた
だって、「福祉社会」の中で、独身で一人で生きてる層と、子育て世帯と、どっちが優遇されるかなんて論じるまでもなく明らかじゃないか。
独身だと持病でもない限りはセーフティネットくらいしか福祉を利用しないんだから、だったら反福祉の新自由主義社会の方が得である。
前に反自民の政治系の知り合いと話したときに「なんで若者は貧しいのに福祉国家を志向しないで自民党みたいな弱者切り捨て政党を選ぶんだろう」と嘆いていたから、私が「だってあんたたち子育て支援とか障害者支援とかしかしないじゃないですか。独身で健康ならそんなんされても得しないですよ」と言ったらガッカリされた。
次に独身税のような、もっと強力な圧力に晒されるという点である。
なにも子育て支援とか福祉とかの社会資源の分配の話だけじゃなく、独身子無しには独身税・子無し税という直接的な政治的弾圧が課されるという恐れが常にある。
罰金を取られながら自由なんてことは絶対にありえないわけで、つまり独身税が課された時点で「モテという価値観から自由になって楽」なんてルートは永久に閉鎖される。「モテない奴はスタートラインから負け組確定」である。
そうすると、モテという価値観から自由になるために必要なのはそのような弾圧に抗する闘争力なのではないか。
これだけコンプライアンスだのうるさい世の中なのに独身へのヘイトスピーチなど問題にもされないのも不自然である
本当に「自由になる」ためには、その辺を糾弾して是正するような活動を行う権利団体が必須不可欠なのではないだろうか
そんなこんなで、「男社会の価値観から自由になった状態」から社会を見ると衝突することばかりで、これを解決するためには独身の権利を社会に主張し、団体をつくり、差別撤廃に向けて動くような、そういう方向性になっていくのでないかと思われる。それは個人的にモテないことを克服するよりもはるかに巨大な社会的コストがかかりそうな塩梅である。
そんな無茶な、と思われるかもしれないが、実社会はもうすでに闘争する方向に行きかけているのだろうと思う。この価値観の闘争は非モテ男よりは女の間で勃発しており、離乳食を提供したスープ屋が炎上したり、反出生主義だの男児ママ叩きだの、つまり「子供をつくるのはエラいんだし、社会の皆で助けようね」的な価値観を打ち砕こうとしているのだろう。
しかしその先に行きつくものが全員が幸福になるものとはとても思えない。
あのフェミ系の人たちが「モテという価値観を捨てる」ことを説いたときに、そんなことまで見通して言っていたようには見えなかった。
多分、女を獲得して一人前という価値観から自由になった非モテは、未練を解消した亡霊のように消え去って、それ以降は自分の前には永久に現れないとでも思っていたと思う。新しい価値観に基づいて社会構造を俯瞰したらどうなのかとか、そのまま権利を主張しだすとか、社会の変革を求めるんじゃないかとか、そうしたら福祉が成り立たないんじゃないかとか、そういう社会的な方向での発想は何もなかったんじゃないだろうか
こういう人間は結局、ただやることが無くてヒマなだけな。
チラチラチラチラ周りの様子ばっかうかがいやがってそんなんだから弱い男だと言われるんだぞ はてブにいるエリート高齢童貞非モテキモオタおじさんの諸先輩方を見てみろ はてブとい...
ならモテれば良いのでは?
何で反福祉になるの 老人福祉は孤独者ほど必要じゃん 若者福祉や育児福祉のほうだけ恨めばいいじゃん
独身が一丁前に長文書くな
「結婚して子供をつくらなければならないなんて決まりはない。そうしたって別にエラいわけではない」 「誰かと付き合うことは必須ではない」と自分に言い聞かせながら毎日のイラ...
自分の年金を稼ぐ世代を生産しないのに年金をもらおうとするって、おかしいと思いませんか?
何もおかしくないです。自分が納めた分の年金を貰うだけです なお、年金だけでどうにかなりそうもないなとは大多数の国民が思っていますし、 高級老人ホームの費用を果たして捻出で...
ずっと思ってたけど、結局「全員救う(少なくともそのように努力する)」ことを全員が選択しない限り社会は前進しないんだよな 最もその道に近いのは相変わらずアメリカ合衆国だけで...
フェミニストもクラスタによりけりよ。 独身とかDINKSツイフェミなんかは、出産奨励政策とか子育て支援政策に対して「グロテスク」だのなんだの、かなり酷い言葉で非難してる。 価値...
いつになったらなりふりかまわず少子化対策してくれるんだよ 一向にしてくれない
まだ少子化対策で消耗してるの? これからは少子化対応の時代だよ
なんか、独身・DINKSは思想がグロいキチガイだ!みたいに言ってる人たちと、そういう人たちが指摘してるような発言をしてる独身・DINKSらしき人たちと、どれも全員「いつものメンバー...
これは正解だな。叩かれているようだが俺は支持する。 私は旧来の「男社会の価値観」を維持したほうがずっと平和でいられると思う。
昭和は実は「独身貴族」って逃げ道があったんだよな 結婚するのが多数派だからこそ、あえて結婚しないんだと言い張ることができた いまはただのモテない人としか思われない
確かに 皆婚時代には95%が結婚してたってことは裏を返せば 「結婚しようと思えばできる」「結婚できないのではなくしないだけ」 って言葉にも95%の信憑性があったわけだ 今は石を投...
そうだな 昔は結婚子育てが義務だったしそうせざるを得ない社会圧力があったゆえに、独身は義務を果たさなくてすむ勝者だった 今ではそれらは楽しみだったりトロフィーだったり社会...
社会に生きる以上、社会の維持をする行為が尊重されるのは当たり前だろ。そんなだからガキなんだよ。社会が嫌ならどっかで自給自足してろ
エッセンシャルワーカーとかブルーカラー業務と言われる人間は十分社会的責務を果たしてるでしょ 社会貢献度が一番低いのはしょうもないホワイトカラー業務を行ってる小梨夫婦だよ ...
論点を変えるな
そもそもフェミニズムが問題にするのは個人の価値観ではなく社会の価値観であり、社会制度だよ。社会の変革が求められていて、あくまでそのための一歩として個人レベルでの意識向...
自分が永遠に健康でいられると思ってるならそれでいいんじゃね。独身こそ社会福祉が必要になるはずなんだがね。なんでその年齢で高齢を自称するんだか
30代設定で書いてるけど実際はアラカン~40代。 はてな世代だからね。
童貞なのが悪い さっさとソープ行け 20歳の女に生中出ししてこい 俺はそれで自分が女に興味がないことに初めて気づけた
増田さんにとっての救済って何なのかがよくわからないから教えて欲しい。 増田さんが言う「男社会の価値観」ってのが幸せな状態なら、仕事や生活でかかわる人に迷惑が掛からない範...
いやー実際なんも困ってないでしょ 「理想の人生とは程遠い」んで不平不満言ってるだけだろ
「青汁」マズイ!モーイッパイ!
「結婚したらエラいという男社会の価値観から自由」になったら、そりゃ当然福祉リソースを浪費しがちな女や夫婦は敵だよ。 実際だからオレは女や夫婦に渡すリソースをこっちに寄越...
そのリソースで何をするの?あなたにとって国家自体がもう不要ってこと?