中津川市民病院で医療過誤 患者に9900万円余支払い

中津川市民病院は、慢性副鼻くう炎の手術の際に後遺障害が残る医療過誤があったとして患者に9900万円余りを支払うことで調停が成立したと発表しました。

中津川市民病院によりますと、令和3年10月に50代の女性の慢性副鼻くう炎の手術を行ったあと、頭痛の訴えがあり検査したところ、脳の中にうみがたまっていることが分かりました。
その後、うみを取り出すなどしましたが意欲や自発性の低下、失語症といった後遺障害が残り、現在も外出や入浴などで介護が必要な状態だということです。
病院が第三者機関の専門医に意見をきいたところ手術の際に頭の骨を欠損させた可能性が高いとの指摘を受け、その結果、うみがたまって脳が圧迫され後遺障害が残ったとみられるということです。
病院は医療過誤と認め、患者に9937万円を支払うことで調停が成立しました。
今後は手術後の変化などを早期に察知して、感染が重症化する前に対応するなどの再発防止策をとるとしています。
病院によりますと過去10年で医療過誤によって賠償を行うのは今回を含めて10件目です。
中津川市民病院の安藤秀男病院長は「患者様やご家族に心よりおわび申し上げます。医療レベルのより一層の向上を目指します」と述べました。

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