ラジオ番組などでの不適切発言で昨年4月から無期限謹慎に入っていたタレント、北野誠(51)の活動再開が秒読み段階に入った。所属の松竹芸能は「まだ何も決まっていない」と強調するが、早ければ今月中にもホームグラウンドである大阪・通天閣劇場TENGEKIでのライブを皮切りに、やしきたかじん(60)司会のテレビ番組への出演など、具体的なプランが固まっているという。
「昨年秋ごろからタイミングを見計らっていましたが、今年1月、中傷発言を問題視した音事協(日本音楽事業者協会)のパーティーに松竹側が出向いて承諾を得たらしく、その後、誠ともども放送局への挨拶回りとともに、復帰プランを詰めてきたようです」とは北野をよく知る在阪芸能関係者。
今回の騒動は、北野の発言をめぐる投書が芸能プロダクションの業界団体である音事協に持ち込まれたのが発端。音事協は松竹芸能などに抗議を行うとともに原因究明を要請。同社は責任を取る形で退会している。
「芸能界だけでなく、放送局にも“にらみ”の利く音事協を激怒させただけに、松竹芸能としては復帰会見など大々的に行いたくない。地味な形を模索していました。TENGEKIなら200人程度の小劇場ですし、業界に顔の利くたかじんサンの後ろ盾という線に落ち着いたようです。ただ、即レギュラー番組復帰までは。放送局も慎重にならざるを得ないと思います」(前出関係者)
活動休止から約10カ月。「懐具合も限界に近い」(放送局関係者)といわれるだけに、1日も早く元のサヤへといきたいところか。