まずは撮影した写真の管理とRaw現像を行う。
ファイル名の整理
後に写真の保存場所を変えた際にはRealityCaptureから参照先の写真を再指定する必要があるので、その時のためファイル名を分かりやすいものにしておく。
RealityCapture内で写真を確認する際にも何の写真なのか分かりやすくしておくと誤った写真を使用してしまうリスクを避けられ安全。
ファイル名の変更にはFlexible Renamerが便利。
またはBridgeのファイル名をバッチで変更を用いて一括変更する事も可能。
リネームが完了したら、各写真どのエリアで撮ったものなのか管理しやすいようにAdobe Brideでキーワード登録する。
フォトグラメトリ処理を行うエリア単位 (RealityCaptureでMerge Componentsを行うエリア単位) を想定してキーワード登録する。
例)
・部屋A
・部屋B
・廊下A
・中庭
写真現像
現像にはAdobe Camera Rawを利用しています。
Adobe Bridgeで行う場合は写真を選択した状態でCtrl+Rを押すとそのまま現像が可能です。
Adobe Lightroomを使用する場合は以下の通りです。
Brideで現像する場合も各項目については同様です。
Lightroomを起動し、新規カタログを作成する。
カタログはプロジェクト毎に作成しておくと管理しやすい。
左下の読み込みボタンから写真を読み込む。
Rawの写真を保存したフォルダを指定する。
フォルダにRaw写真とJPGと両方含まれている場合は現像時はRawの方が使われるのでLightroom上では特に意識する必要はない。
※撮って出しのJPGは使用しないのでフォトグラメトリ以外に使う予定がなければデータ容量削減のため破棄してしまっていても良い (もしくは撮影時点でJPGを保存しないのもあり)
読み込み後はフィルタを使いBridgeで設定したキーワード別に表示することが出来る。
現像を行いたい写真を選択する。
(通常は全選択で良い)
右上の現像ボタンから現像画面へ移行する。
各項目を調整していく。
「明るさの調整」
- 露光量: 明るすぎず暗すぎずニュートラルな明るさになるように調整
- ハイライト: -10 (白飛びを抑える)
- シャドウ: +10 (黒潰れを抑える)
- 白レベル: -30 (白飛びを抑える)
- 黒レベル: +30 (黒潰れを抑える)
※これらの数値はあくまで目安なので実際は写真の状況を見て調整する
「ノイズ軽減」
- 輝度: 30 ※適宜調整 大幅にノイズを削減すると特徴点も失われてしまうので注意
「プロファイル」
- 色収差を除去: オン
- プロファイル補正を利用: オン
- 歪み補正の適用量はゼロにする (歪みの補正はフォトグラメトリソフト側で行うわれるためここでは行わない)
- 周辺減光は有効にする
調整が完了したら調整内容を他の写真へ反映(同期)する。
同期によって全写真に調整結果の反映されたら、明るすぎる写真や暗すぎる写真がないか確認する。
適切な明るさでない写真があった場合は右のパネルの露出量を操作し調整する。
調整が完了したらJPGへ書き出す。
書き出す写真を選択した状態でファイル>書き出し
書き出し時の設定を行う。
JPGの画質は100とする。
※圧縮をかけてしまうとフォトグラメトリの写真位置推定時に悪影響が出てしまう
この処理は時間がかかるのでしばらく待つ。
写真書き出しが完了したらBridgeや任意の画像ビューワーで確認する。
- 明るさは適切か
- 白飛びや黒潰れがないか
必要に応じて再現像を行う。
この時、ブレたりボケた写真が無いかどうかも確認する。
ブレ/ボケが含まれていると最終的なモデルの品質が大きく下がってしまう。
このようなボケた写真をそのまま使ってしまうとメッシュの生成精度が下がってしまう。
以下がボケた写真を含めたものと、除外したものの比較。
結果が大きく異なるので写真のチェックは時間がかかるがしっかりと確認しておく。
縦構図で撮影した写真は縦のまま使わない
縦構図で撮影する場合もあるが、撮影した写真は縦のまま使わず横に倒した状態にしておく。
詳しくは こちらのスライド で解説しています。