隣に御影玲王が引っ越して来てから、何かがおかしい。
初投稿…!
まだ仕組みがよく分かっておりません。
誤字脱字等あったら優しく教えていただけると嬉しいです。
様々な地雷に配慮していません。閲覧は自己責任でお願いします。読了後のクレーム等受け付けていません。
ちなみに玲王たちが20歳くらいの世界線目指して書いてます。何か矛盾があってもそっと心に留めておいてください。
11/27 ランキング入り感謝!!
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「どうも、隣に引っ越して来た御影玲王です」
「お隣さんですね、よろしくお願いします。分からないことがあったらいつでも聞いてくださいね!」
──あの日から、何かがおかしい。
「これお土産なんですけど良かったら貰ってください」
「わ……それ気になってたんです、ありがとうございます!」
欲しいなぁ、と思ってたお菓子を偶然お土産として貰えたり。
「(あれ、なんか物増えてる……?)」
買った覚えのないネックレスやイヤリングが増えてたり。
「今日の夜ごはん何にしよっかな〜」
「──╴─╶───––─ ······__… 」
夜ごはんの献立を考えていたら、ぶつぶつと呪詛のようなものが聞こえてきたり。
「うぁぁ疲れたぁ!」
ベランダで缶ビールを飲んでいたら、ぱしゃりとシャッター音が聞こえてきたり。
そして極めつけは、
────パチッ
「ひっ」
なんの前触れもなく電気がついたり消えたり、テレビの音量が最大まであがったり。
そして出した結論は、
「ここ…事故物件だったんだぁ……!!」
…だってどう考えてもコレに尽きるよね? 勝手に電気が消えるのとかテレビがつくのとかアクセサリーが増えるのとか、全部幽霊のせいとしか思えないよね!?
もうホントに怖すぎる。もともと私はホラー系苦手なのに。夢の国の某お化け屋敷でさえ涙目になるのに。なんで!? 私いつの間にオバケの怒りを買ったの!?
「……顔真っ青ですけど大丈夫ですか?」
「あ、お隣の…。御影さん、あの、ここでの暮らし困ってません?」
主に心霊現象に。
「俺は特に何もありませんけど、どうかしたんですか?」
「い、いえ……健康に生活されているようで良かったです」
なに私とんちんかんなこと言ってるんだろ。恥ずかし。
「…俺で良ければ悩み聞きますけど」
「えっ、あ、いえ、大丈夫です…」
「俺じゃ頼りになんねぇ?」
「そ、そんなことは」
「んじゃ、教えてくれません?」
ニコニコと悪意の無さそうな笑みで言われては断るのもはばかられる。まぁせっかくの厚意だし、お隣さんにもオバケの被害あるかもしれないし。早めの相談は大事でしょう!
ということで案内してくれるがまま御影さんの部屋に入り、勧められるがまま紅茶を飲む。美味し……。
「──って感じで、最近心霊現象に悩んでて」
「へぇ……なんでだろうな」
ところどころ相槌を打ちつつ耳を傾けてくれる御影さん。すごい聞き上手でつい口が軽くなってしまった。たまに浮かべる妖しい笑みは気のせい…だと思う。
ちなみに御影さんのコミュ力高すぎていつの間にかタメになっていた。これが才能ってやつ……?
「怖くなったら俺の部屋来ていいからな」
「…うん、ありがとう」
さすがに見ず知らずのお隣さん(しかも男の人)の家に転がり込む未来は想像出来なかったけど、社交辞令的にお礼を述べておく。
「…じゃあもうそろそろ帰ろうかな。今日はありがと」
「もう帰んの? …なぁ、一緒に夜ごはん食べねぇ? 俺が作るからさ」
「いやー…遠慮しとく。お気持ちだけ」
御影さんは誰彼構わずグイグイくるタイプみたいだけど、生憎私にそんなコミュ力は無い。一緒に夜ごはんとか気まずくなる予感しかしない。なんかすみません…。
「……ふぅ」
御影さんに別れを告げ、がちゃりとドアを開け自分の部屋に入る。知らない間にかなり夜が更けていたみたいで真っ暗だった。
電気をつけるためリモコンを探していると、パチッと音がしてひとりでにリビングの電気がついた。
「ひぎゃっ…!!?」
急に明るくなった視界についていけずに目をパチパチさせているとガコンッ! と棚の奥から音がして見を震わせる。
「て、テレビでも見よう……」
動揺を誤魔化すようにテレビをつけ、録画していたドラマを見ようとボタンを押していると、
「╴╴╶──﹣–﹣┄__…_ 」
「〜〜〜ッッ!!?!?」
またどこからか呪詛のようなものが聞こえてきた。声にならない悲鳴を上げると同時にテレビが勝手に消え、私の恐怖メーターは最大まで引き上げられた。
「もうやだ……ほんとむり……死ぬ……!」
過ごしてるだけで精神が削られていく家なんて家じゃない。こんなとこ住んでられない。今度の休暇に引っ越そう、そうしよう……!!!
と、とりあえず。
「御影さんんんん!!!! 助けて! ください!!」