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2024/10/21

【兵庫県庁】週刊現代「兵庫県知事 斎藤元彦は、なぜあきらめないのか? 」

※兵庫県庁問題の時系列はこちらのブログエントリーにまとめています。

『週刊現代』(10/26・11/2合併号)に掲題のレポートが掲載されました。記事全文を以下のポストで公開してくれているので、読むことができます。

 

 

ここにも『週刊現代』の記事〔3枚(5頁)〕をアップロードしておきます。

  1. ダウンロード - 20241021_gendai01.jpg(pp.24-25)
  2. ダウンロード - 20241021_gendai02.jpg(pp.26-27)
  3. ダウンロード - 20241021_gendai03.jpg(p.28)

 

【対立構図】

20241031_hyogo_tairitukouzu
画像はお知り合いに真相を説明する時など、ご自由にお使いください。

 

* * * *

前知事の井戸敏三前知事の路線を継承する金沢和夫副知事を大差で破って当選した斎藤元彦知事がかなり急進的な改革を推進し、井戸派(金沢派)の職員と溝ができていた事などが書かれていますが、亡くなった西播磨県民局長もその一人だった事が分かります。

時系列はこちらのエントリーにまとめてありますが、簡単に経緯を振り返ってみると、

外部から告発文を入手した県は、その内容に職員のプライバシーが書かれていたり、誹謗中傷の「怪文書」という判断をして庁内で調査、3月25日に局長が作成者だという動かぬ証拠を掴みます。

3月27日には局長職を解き(分限処分)、3月末の定年退職を取り消します。

処分が不服なら人事院に申し立てができますが、そうせず、4月1日にマスコミ向けに「文書は内部告発で、事実無根とは認めていない。事実関係を早急に調査すべきだ」との反論を公表します。

そして4月4日にようやく公益通報制度を利用した通報を行うのですが、この一連の流れを見ていると、元々、公益通報の意図はなく、斎藤知事をスキャンダルに巻き込む騒動を起こしたかっただけではないかと思います。

なぜなら、公益通報は退職後でも1年以内ならできるからです。何も半月後に円満退職を控えたタイミングで行う必要はないのです。

 

週刊現代の記事には、局長の死の原因を仄めかす事も書いてあります。局長を追いつめたのは誰なのか...

公益通報をした直後の4月上旬の事、

兵庫県総合庁舎内の一室に、A氏〔※局長と反齋藤派の自民党県議、井戸派の県OBらが集まった。その席でA氏は「この件は早く終わらせたい」と訴えたが、自民党県議と県OBが「何を言うとるんや。齋藤をとことん追い詰めるチャンスやないか」などとすごんだというのだ。ある県OBは、こうも指摘する。
「Aさんは不遇な人事をきっかけに告発文を書いたが、それを利用して反齋藤の『ヒーロー』に仕立て上げ、不信任案提出、さらには齋藤知事の辞職までつなげるシナリオを描いた勢力がいるのではないか」...

 

告発文の作成自体は局長が一人でやったと白状しているので、誰かにそそのかされたのではないようですが、この会合で局長は、周囲はこの騒動を徹底的に利用して斎藤知事を辞職に追い込むつもりだと理解したでしょう。周囲はそれで良いかもしれませんが、彼は「PCの中身」という決定的な弱みを県知事側に握られている状態で、「早く終わらせたい」という意向とは反対に百条委員会が設置されたのです。

 

なお、引用した部分に「Aさんは不遇な人事をきっかけに告発文書いた」とありますが、(そういう慣行があるのかどうかは知りませんが、)局長は退職は本局で迎えたかったのだそうです。(しかし、斎藤知事は戻してくれなかった。)

 

 

  


 

 

 

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コメント

名無し様

コメント、ありがとうございます。
>一つ疑問なのですが反斎藤派の維新(保身派)県議というのは記事には出てきてませんがどのような経緯でそこに列挙されるに至ったのでしょうか。
これ、確かに記事には出てこず、分かりづらいですね。
維新の県議の中には「百条委員会でPCの中身を明らかにすべき」と主張したり、百条委員会設置を積極的に推進した県議に対する疑念を持つ方達がいらしたのです。しかし、百条委員会の結論も出ていない状態で不信任決議は全員賛成。つまり、疑問がクリアできていないにも関わらず斎藤知事に反対したので、世論におもねった「保身」派と表現しました。実際、今では斎藤元知事を応援する立場を表明してます。(「なら、なんで不信任案に賛成したのよ?」という批判と擁護を兼ねたニュアンス。)

>あと反斎藤派は現在皆稲村さんを推していることが追加されるとさらに現状が反映されわかりやすいとおもいます。
この『週刊現代』記事のその後、という意味ですね。
そこも書かないとこのエントリーを描いた時点での状況がわからないのは事実で、ご指摘は尤もですが、これは複雑で、私も全体を把握できていません。自民も維新も一枚岩ではなく、一部は名前を出さずにステルスで活動しているからです。
兵庫維新も割れていますし、国政維新(日本維新の会)に至っては清水貴之氏を街頭で応援しています。つまり、「反斎藤派=稲村支持派」と言える程単純ではありません。

まとめていただきありがとうございます。関係性がわかりやすいとおもいます。
一つ疑問なのですが反斎藤派の維新(保身派)県議というのは記事には出てきてませんがどのような経緯でそこに列挙されるに至ったのでしょうか。
あと反斎藤派は現在皆稲村さんを推していることが追加されるとさらに現状が反映されわかりやすいとおもいます。

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