物価高の学生生活を支援 島根大学が100円定食

食料品の値上げが続くなか、島根大学は学生の生活を支援しようと、食堂の定食を100円で提供するサービスを始めました。

県内では、食料品の値上げが続いていて、松江市の9月の消費者物価指数によりますと、コメを含む「穀類」は去年の同じ月より14.4%高くなっているほか、「肉類」も13.2%上昇しています。
こうしたなか、島根大学は、学生の生活を支援しようと、11月、松江市と出雲市の2つのキャンパスの食堂で、定食を税込み100円のワンコインで提供するサービスを行っています。
このうち、松江市のキャンパスの食堂では、6日朝、朝食をとろうと、学生たちが次々と訪れ、「豚塩カルビ定食」などを注文していました。
このサービスの財源は、地元の企業や有志、それに卒業生による寄付でまかなわれているということです。
1年の男子学生は「食料品が値上がりして困っています。バランスの取れた食事を100円で注文できてとてもありがたいです」と話していました。
島根大学総務課の江角真琴課長は「朝食は1日のエネルギーになります。しっかりと食事をとって学業に励んでほしい」と話していました。

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