湖南市 特別会計の4つの市営診療所 これまで消費税納付せず
湖南市は、特別会計で運営する4つの市営診療所の予防接種や健康診断などで得た売り上げの消費税についてこれまで支払っていなかったことがわかり、市は5日までに、記録が残っている昨年度までの5年間の消費税、あわせて1800万円余りを国に納付したということです。
湖南市は、4つの市営診療所を特別会計で運営しています。
診療報酬の対象ではない、予防接種や健康診断などで得た売り上げについては、本来、消費税の対象となっていますが、市では、担当職員の認識不足でこれまで支払っていなかったということです。
ことし(令和6年)2月、国から納税の申告を確認する通知が届いたことで消費税の未払いがわかりました。
市では、記録が残っている昨年度までの5年間の消費税について支払うことにし、5日までにあわせて1800万円余りを納付したということです。
このほか、延滞税と無申告加算税がかかることになっていて、詳細な額が確定し次第、納付する予定です。
市では、職員の間で消費税の対象外だと誤って認識していたことが要因だとしていて「市民の皆様には、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびします」とコメントしています。