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N高生の単位の取り方 【N高の学習面の話】

この記事では、N高の単位の話を中心に書いていこうと思います。N高へ入学・転校・転入が決まった方、現在検討されている方に読んでもらえれば幸いです。

1,高校の「単位」ってなに?

まずは高校における単位とはどういうものか少し説明します。高校でいう「単位」とは科目ごとの学習量のことを指します。あまりこれではピンときにくいので例を挙げると、全日制高校の場合、下のような時間割のとき、

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この高校では、数1Aが週に5時間ありますよね。この場合、1年間で数学を5単位履修するということになります。数学のテストで1年間赤点を取らなければ、5単位ゲットできるわけです。ほかの科目についても全く同じシステムですね。情報なら週に2回授業があるので、1年間で2単位履修するということです。1週間当たりの授業数がそのまま1年間の単位数と言えます。

そして、高校を卒業するには、3年間で最低74単位とる必要があります。

これは全日制でも通信制でも同じです。

結構多く感じますよね。

実はそう多くありません。

全日制の場合、1年間で30~40単位履修することになるので、2年生が終わるころには卒業に必要な単位数を取り終えるところが殆どです。

しかし、全日制の場合だとそれに加えて学校独自の進学基準などを設けていたりするので(特に進学校)、実際に履修する単位数は100近くになります。

じゃあN高ではどうなのかという話なのですが、

2,N高でとらなければいけない単位数

N高では卒業条件として、

・高等学校の在籍年数が3年以上
・必履修科目を全て履修している
・合計修得単位数が74単位以上
・特別活動の必要時間数を満たしている
・在籍期間の学費および諸費用を全て納入している

これらが挙げられています。

つまりN高では74単位とれば卒業できるというわけです。

これは全日制の高校に比べてかなり少なく、その分自分の時間が作れるわけですね。通信制高校の強みはここにあるといっても過言ではないと思います。

3,N高で単位を取る方法

先ほど挙げたように、全日制の高校では学期末テストなどの成績によって基準点以上であれば単位を認定、基準点以下であれば追試を受けて合格点を取ることで単位を取ることができます。ではN高ではどうなっているか書きますね。※以下はネットコース(通学しないコース)の場合です。通学コースはまた少し変わってきます。

①レポート作成(映像授業視聴)

通信制高校で、よく「レポート」という言葉を耳にすると思うのですが、レポートとは簡単に言うと映像授業の視聴のことです。

N高では入学すると初めに1年間の履修科目の通知書とその教材(教科書)が送られてきます。基本的にこの履修科目は学校から指定されます。高3だと一部受験関係で変更が効きますが、基本的に学校から指定された科目を1年間勉強することになります。

教科書が届くといよいよ勉強開始です。

N高では”N予備”と呼ばれるサイトにログインして、そのサイトから映像授業を視聴します。スマホアプリからも視聴できます。その映像授業の内容なのですが、基本的に教科書の内容を先生が読んで少し解説を挟む、といった具合です。授業のレベルは高くありません。また、リアルの授業と違って巻き戻せるので、わからない箇所は何度も再生することができます。

映像授業の中身をもう少し詳しく話すと、各科目につき5から10講座設定されています。例えば、地理だと、第1回から第12回まで講座があるわけですね。それぞれ1講座につき5分ほどの動画を10~20本程度見る必要があります。これが倍速再生などできないため結構長いです。地理の場合、第1講につき100分前後の動画があるので、第1回から第12回までで1200分ほどもあるわけです。科目によってはこれより短いものもあります。(地理は長いほう) また、ただ授業を見とけばいいのではなく、15分(チャプター3から4つ)おきに小テストが出されます。その小テストで合格しなければ動画を次に進めることができません。そして授業の最後にも小テストが課されます。すべての小テストに合格したら、一回分が終了、となります。

少しわかりにくいので図にすると、

スクリーンショット (241)

あくまでもこれは一例ですが、1回の授業はこのような構成となっています。もちろん最初から最後までぶっ通しでやる必要はありません。毎日半分ずつくらいすれば余裕を持って終わらせられる気がします。

ですが、それぞれのレポートには期限が設定されています。締切日は毎月15日になっていて、それぞれ科目によって締切日が設定されているのですが、ある程度遅れてもどうにかなります(小声) ただ、全てのレポートは12月15日までに仕上げなくてはなりません。これは絶対です。なのである程度余裕を持って進めることをおすすめします。ちなみに締切日や達成度はマイページ>>成績確認・履修確認 から見ることができます。

なので、9月転入の人は3ヶ月ほどで1年分のレポートを仕上げなければなりません。そこそこ大変になります。僕は11月入学だったのですが、1ヶ月締め切りを伸ばしてもらえました。時期によっては締め切りが1ヶ月伸びることもあるようです。

②スクーリング

レポートともう一つ大切になるのかスクーリングです。スクーリングとは、実際に校舎に朝から通学して、授業を受けるものです。ネットコースの場合も何日かは対面授業を受ける必要があるんですよね。これは文科省が決めてるみたいです。N高では、1年次・3年次は近くのキャンパス、2年次は沖縄の本校で5日間程度スクーリングを行います。最近はコロナの影響でスクーリングが2日に短縮され、残りの3日間はzoomでの授業に振り返られています。また2年次の沖縄本校でのスクーリングも近くのキャンパスでの授業に変更、となっています。今年は本校スクーリング復活してほしいですね。僕は本校にいかないまま卒業することになりそうです。

そのスクーリングに際して、キャンパスが自宅から遠い場合ホテルや電車などを自分で手配する必要があります。沖縄本校でのスクーリングの際は学校側がツアーパッケージを用意してくれるとのこと(ただしその場合ホテルは相部屋)ですが、費用は別途支払う必要があります。ここはひとつ注意していてほしいです。

(※沖縄スクーリングに関して調べたところ、学校のパッケージで行く場合は相部屋、その他自分でホテルを手配することも可能だそう。人と一緒の部屋で生活するのがキツいひとは自分で手配しましょう)

③単位認定試験

そして単位を取る上での最後のステップが単位認定試験です。これは、レポートとスクーリングを全て終えた12月以降に最寄りのキャンパスで行われます。個人差ありますが、大体1日から2日間のテストになります。ただ、レポートが終わっていなかったり、スクーリングの出席日数が足りていない場合はテストを受けられなかったり、受けても単位として認められません。しっかりとこの2つをこなした上で臨みましょう。テストの内容を少し説明すると、その年度の履修科目全てのテストを受ける必要があります。(総合などを除く) また範囲はそれぞれの科目の全範囲なので、なかなか勉強をするのはハードです。40分のテストで、選択問題・記述問題・穴埋め問題がバランスよく20問出されます。合格点は30点なのですが、仮に不合格でもその後追加課題(10問程度の小テスト)を家でこなせば単位をもらえます。追加課題は教科書を見ながらできるので落ちる心配はありません。ただ、評定のことを考えるとやはり合格点をとった方が良さそうですね。噂によると評定はどれだけテストの点数が悪くても大体4以上は取れるとのことですが、、僕自身まだ評定が出てないのでなんとも言えませんね。笑 評定が出たらまた公開しようと思います。


以上N高・S高の単位のお話でした。僕はN高の生徒ですが、S高でもほとんど変わりません。というよりシステムなどは全く同じだと思います。何か質問があれば気軽にコメント欄にお書きください🙇‍♂️

書いたはいいもののあまり誰かの役に立ちそうな記事ではないですね涙 その他分からないことは遠慮せずに担任に聞きましょう。優しく対応してくれます。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

以上、とある通信高校生でした。





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N高生の単位の取り方 【N高の学習面の話】|とある通信高校生
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