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2019index
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原始星円盤から放出されるジェットとアウトフロー。左・右上は単独星,左・右中は間隔が狭い連星,左・右下は間隔が広い連星。くわしくはp.6からの解説「乱流による星の形成」を参照。 <今月の切手> 高松塚青龍の切手。 66ページに関連するコラムがあります。 (通) (平成31年3月6日郵模第2800号) |
『パリティ』廃刊のご挨拶 |
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重力と磁場,そして激しいガスの動きが星をつくる 乱流による星の形成 C. フェデラース 松本倫明 訳 推論や批判的な思考ができる能力を身につける もっと効果的にできる入門物理実験 N. G. ホームズ,C. E. ワイマン 鳥井寿夫 訳 大惨事を劇的に減少させる警報システム 雷放電の位置評定 M. マーフィー 髙橋幸弘 訳 |
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シリコン量子ドットが導く拡張可能な量子コンピューティング ニュースダイジェスト |
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フォーラム 執筆者・翻訳者紹介 今月の切手 小沼通二 今月のキーワード 星形成率 / 磁気双極性拡散 / 初期質量関数 / 初代星 / ツェナートンネリング / 中性子線 |
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なぜ星形成は非効率なのか 星形成の重要な要素は重力ですが,それだけを考慮した計算では実際よりも形成スピードが早まってしまいます。近年,乱流についての研究が深まってきました。磁場の影響などもありますが,星形成における乱流の役割は,ガスをかき回しガス雲の重力崩壊を遅らせるだけではなく,超音速の乱流により衝撃波を発生しガスを局所的に圧縮することにあります。この役割を探るとともに,超音速乱流の統計に基づいた初期質量関数計算理論の構築を紹介します。(p.6) めざすのは苦しい試練ではなく,価値のある知的経験の提供 実験教育は物理教育の柱ですが,その効果や検証についてはさまざまな意見があります。学生へのインタビュー調査の結果を示すとともに,物理学者の思考法を習得するための新たな試みである定量的探究実験と探究的科学学習環境のとり組みや成果を紹介します。(p.11) |
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雷発生位置の観測,進化を続ける評定システム 雷放電位置評定システムは,航空管制官,保険査定員,気象予測の研究者にとって欠かせません。RF放射を感知する地上雷電波受信機システムと,広大な領域での雷発光を観測する衛星システムが提供するそれぞれのデータの性質と,その利用事例を紹介します。(p.20) |
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