風の時代と本当の自分
みんなが時代の変化を感じ始めている。
これから起こる大きな価値観の変容を、私たち人類はそれぞれが無意識に感じていると思います。
それは、天体が私たちの意識に働きかける影響が大きいからではないでしょうか。
そしてその天体の動きから、今は「風の時代」と呼ばれています。
「風の時代」とは「風」が軽やかで物質でないように、目に見えない世界の価値を重視する時代。
唯物主義の今までの時代は、モノやお金を持っていれば豊かで幸せという価値観であり、そのためみんな「本当の自分」を押し込め、個性を大事にするよりも、より儲かること、より物質的に恵まれることを優先してきました。
中央集権型の「権威」に依存し、そこから力を得て物質的に人よりも優位に立つこと、そしてそのためには自分の個性はどうだっていいという社会。
企業や政府も、相手より優位に立てればそれでいい、儲かれば何だっていいという方向へと向かっていきました。
それは意図的に、そのような方向へ向かうよう仕組まれた側面もあると思います。
学校も親も、子供には個性よりも物質的に安定するであろう道を選ばせ、子供たちもその方がより良い人生を送ることができると洗脳されてきました。
しかし、これから本格的に始まる水瓶座時代は、私たちが崇拝した「権威」の終焉だと言われています。
これからの時代、今まで通り権威を崇拝し物質的な富を追求するのか、目には見えない本質的な世界を追求するのか、私たち個人個人に委ねられています。
ところで…
「風の時代」とか「水瓶座時代」って何?
という人のため、なぜそのように呼ばれているのかを説明したいと思います。
スピリチュアル好きなら知っている人も多いと思いますが、もう一度一緒におさらいしましょう。
風の時代と呼ばれる理由
歳差運動と12星座のエレメント
「風の時代」の「風」を説明するのにまず伝えるべき重要なポイントは、12星座のエレメント(要素)の話です。
この世界は「火」「地(土)」「風」「水」から構成されるとする概念があり、それらを12星座それぞれが持つ特徴に当てはめたものがエレメントです。
12星座を4つのエレメントに分けたものが以下になります。
【火】牡羊座・獅子座・射手座
燃え盛る火のように自分自身が持っている情熱や、やる気、直感を重視する。
【地】牡牛座・乙女座・山羊座
大地のようにどっしりと物事を捉え、安全性や結果を重んじる。
【風】双子座・天秤座・水瓶座
物事の流れを重視し、自分の感情や考えを形にし、情報伝達することに優れている。
【水】蟹座・蠍座・魚座
感受性が強く、感覚や感性で物事を捉える。
これらのエレメントは個人や人類全体の意識に強く影響し、例えば自分が生まれた日時に、太陽がどの星座の位置にあったのか、月やまた他の太陽系の惑星がどの星座の位置にあったのかにより、その個人の価値観や性質に大きく影響を与えます。
歳差運動から見た「風の時代」
地球の動きと星座の位置関係も人類の意識に大きな影響を与えます。
風の時代と呼ばれる大きな要因の一つに「歳差運動」と星座の位置関係があります。
「歳差運動」とは、地球を中心に考えたとき、太陽の通り道である黄道を水平面とし、そこに垂直に棒を立てた状態から、23.4度傾いた地球の自転軸が長い年月をかけ一周する運動のことを指します。
つまり地球の自転軸が、止まりかけのコマのように円を描きながら振れている動きです。
北極星側を「上」と考え、上から見たときに時計回りに回っていますが、25920年という途方もない時間をかけて一周します。
その25920年を12で割ると、2160年になります。
つまり一つの星座を2160年をかけて通過していきます。
歳差運動の地球の自転軸は、西暦2000年頃に魚座から水瓶座に入りました。
なので水瓶座のエレメントである「風」にちなんで「風の時代」。
また「水瓶座時代」とも呼ばれます。
これが風の時代と呼ばれる一つ目の理由です。
その前の約2000年間の魚座時代は、特徴として「支配」や「従属」というものであり、宗教や王族のような中央集権的なものに従うという特徴がありました。
そして水瓶座時代。「従属」から「解放」の時代へ。
先述しましたが水瓶座時代は「風」のように、物質的なものではなく、精神や霊的なものへの価値観が高まっていきます。
グレート・コンジャンクション
この「グレート・コンジャンクション」も風の時代と呼ばれる理由の一つであり、人類の意識に大きく影響するようです。
「グレート・コンジャンクション」とは(地球から見たとき)木星と土星が重なる天体イベントのことで、それは20年に1度起こります。
人間の人生の規模で考えた時、20年とはすごく長いようですが、宇宙規模で考えるとすごく短いですよね。
歳差運動の2万6千年とか、2160年という年月と比べると。
しかし、20年に1度のグレート・コンジャンクションは、これから先240年間全て「風」のエレメントの位置で起こります。
不思議ですけど、動きの法則的にそうなっているのでしょうね。
そして今までの240年間は一度を除き、地のエレメントで重なっていたようです。
「地」で起こっていたものが、これからは「風」で起こる。
グレート・コンジャクションも風の時代へと入っていったのは2020年12月22日の冬至の日からです。
このグレート・コンジャクションのエレメントの切り替わりを「グレート・ミューテーション」といいます。
「地」のエレメントが意味するものは「物質」や「所有」「安定」といったもので、そこから「風」のエレメントの特徴である「情報」や「交流」「軽やか」といったものへと切り替わっていきます。
「歳差運動」では約2000年、「グレート・ミューテーション」では約200年の「風の時代」へと突入していきました。
冥王星、山羊座から水瓶座へ
人類の集合意識に強く影響し、破壊と再生を司る星である「冥王星」が2024年11月20日にいよいよ水瓶座へ入ります。
本格的な風の時代へ。
冥王星は1930年2月18日、当時24歳の若き天文学者クライド・トンボーによって発見されました。
魔女の宅急便のトンボはこの人がモデルなんじゃないかな。
宮崎監督はこういうの好きそうなんで。
今関係ないか。
248年間かけて太陽を一周する冥王星は、約20年かけて一つの星座を通過します。
冥王星がその星座に入れば、その星座のエレメントの性質を高める、というのが冥王星の特徴になります。
どういうことかと言うと、今まで冥王星があった山羊座の特徴は「権威」や「組織」であるため、ここ20年は企業エネルギーを高める傾向にありました。
そのため国家を凌ぐ力をつけた企業もたくさん出てきましたよね。
しかし冥王星は次の星座に移る時、「本質」だけを残し、あとは全て壊し、価値観の強制変容をする星と言われています。
確かにテレビ全盛の時代から、スマホが現れ、YouTubeが現れ、誰もが発信できる時代になりました。
いくら映画「三丁目の夕日」が古き良き日本といったところで、騙し全盛の時代。
今noteを書いている私からすると、一握りの人間しか発信できないことなんて地獄でしかありません。
ほんの数十年前までは、自分の考えを広く世の中に知ってもらうなんて、テレビや雑誌で選ばれた人しかできなかったものが、今、こうして誰もがメディアを持つことができています。
しかし権威側からすれば力を失っていき、面白くないはず。
このように冥王星の破壊と再生による「価値の強制変容」は、受け取る側の価値観次第で、ポジティブにもネガティブにもなります。
冥王星の力により、山羊座の「権威」や「組織」など物質的価値の終焉から、水瓶座の「個の自由」「情報」など物質ではないものへの価値がこれから高まってきます。
それを良しとするのか悪しとするのかは、その人の価値観次第になるのでしょう。
「歳差運動」、「グレート・コンジャンクション」、「冥王星」、これらのことが全て重なり、大きな時代の変化を私たち人類は迎えています。
そしてこれらをひっくるめ「風の時代」といわれる所以となります。
風の時代と本当の自分
これからの時代、どのような価値の変容が起こっていくのかはわかりません。
しかし、地の時代の「権威」や「組織」が崩れ、風の時代の「個性」へと変革していくことだけは確かに思えます。
フリーエネルギーの技術が開示されるようなことがあれば、一気に今までのエネルギー利権は力を失います。
もし天空からエーテルエネルギーを集め、電気エネルギーに変換できるのなら…。
もし水を電気エネルギーとして使うことができるなら…。
電気エネルギーを大気や水で賄えるのなら、あっという間に価値の変容は起こり、権威は崩れていきます。
良い学校に入り良い企業に就職して、というような権威に依存する価値観は無くなっていくでしょう。
では、そうなったとき何が大切になってくるのかといえば、「個性」というものの価値がどんどんと浮かび上がってくるように思います。
今までの時代はお金や物質的安心を求め、そのためには皆同じような形に自分を押し込めるしかありませんでした。
しかし本来私たちは、80億人全員が同じ顔というのがないように、固有の振動数をそれぞれが持ち、それでいて集合意識の調和を目指している。
それはまるでパズルピースのような構造を持った存在であると思います。
今までの中央支配のような構造ではなく、個々がふさわしい場所で、本来の形で役割を果たすことが、調和のとれている姿。
それが具体的にどのような姿かはわかりませんが、そんな気がします。
そして本来の姿で生きるなら、きっとシンクロニシティーが人生にどんどんと起こりはじめる時代になるのではないでしょうか。
風の時代はシンクロニシティーが早く起こりそう。(予感)
冥王星が水瓶座に入り、本格的な「風の時代」となれば、権威依存型の価値観ではなく、「個」の価値観が高まってくる。
そうなったとき、三角プリズムが光を周波数別に分けるように、私たちも意識の周波数別にどんどんと分かれ多極化していくと言われています。
それは物理的にも分かれていくようです。
合わない人とは、物理的に会わなくなる世界…。
だとすれば、本当の自分でなければ苦しくなっていくのかもしれません。
しかし今「本当の自分で生きろ」と言われても、何が本当の自分かがわからないですよね。
そんなとき、儲かるからとか、安心したいからという選択よりも、ハートに従って生きてみるというのもいいかもしれませんね。
冥王星のもたらす「破壊」と「再生」。
混沌とした時代をくぐり抜けたあと、果たしてどんな世界になるのでしょうか。
楽しみですね。
使わなかったコンチクショーなイラスト。
いただいたサポートは創作活動に大切に使わせていただきます。
コメント
4文章もとても読みやすいのですが、挿絵がどれもこれもとても好みで、絵が出てくるたびに嬉しくなりました。素敵な作品をありがとうございます。
凄い情報量ですね!
特に風の時代の解説以降は有料級!
有料記事にされてもよいのではないでしょうか。
挿絵、とても分かりやすいです。
izumiさん
ありがとうございます。
色んなタイプの絵を使いました^ ^
喜んでいただけて良かったです。
あbcでfさん
そう言ってもらえて嬉しいです。
時間をみて有料に切り替えようと思っていました。