イスラエル軍は3日もレバノンで親イラン民兵組織ヒズボラの影響力が強い南部ナバティエや東部バールベックを空爆した。レバノン国営放送によると、爆撃の影響で病院が大きく損傷した。レバノン保健省によると、昨年10月の交戦開始から今月2日までのレバノン側の死者は2986人。
イスラエルのネタニヤフ首相は3日、レバノン国境地帯を視察し「われわれはレバノンのあらゆる地域を攻撃している」と強調した。シリアを経由してイランとヒズボラを結ぶ武器や資金の供給線を遮断することの必要性も主張した。
イスラエル軍は3日、シリア領内でイランの「テロ組織工作員」を拘束し、イスラエルに移送したと発表した。「今後のテロ活動に向けて国境地帯で軍に関する情報を収集していた」という。
イスラエル軍は3日、パレスチナ自治区ガザ北部のジャバリヤやベイトラヒヤの住宅や病院などを空爆した。中東メディアによると、ジャバリヤでは少なくとも4人が死亡、ベイトラヒヤの病院で児童病棟が破壊され子供ら6人が負傷した。(共同)