マンガ図書館Zのサイト停止に関するお知らせ

大変残念なご報告をしなければなりません。11月5日付けのお知らせに記載されている通り、この度「マンガ図書館Z」は、電子書籍のインターネット配信サービスを停止する決断をいたしました。

既に絶版となったマンガを中心に、まだ電子化もされていないようなレアな作品群を無料で再び読めるようにし、その作者に十年以上も広告収益を還元し続けた「マンガ図書館Z」でしたが、近年は(カード会社など)決済サービスの面で対応に苦しむことが増えてきました。

Jコミ設立2010年公開時には赤松健によるキャラクターはんぺんくんが誕生。

漫画家・赤松健が前身となるサービス「Jコミ」を立ち上げた14年前は、まだ電子書籍という存在があまり一般的ではなく、インターネット上で漫画を読めるサービスも数えるほどしかありませんでした。その中で「Jコミ」は、無料で誰もがマンガが読むことのできる電子書籍サービスの先駆けだったと言えるでしょう。

それから約14年の間、サービス名が変わっても「マンガ図書館Z」が作家の皆様、ユーザの皆様に長い間ご愛顧いただいてきたことをスタッフ一同感謝しております。

同時に、たくさんの方々の思いを背負って運営を続けてきた責任も感じております。

サイトを停止しなければならない状況に至ってしまったことには、無念の思いしかありません。

憧れの先生と飲み会できる、特別なキャンペーンも毎年開催

10月29日付けのお知らせにありますように、先月決済代行会社から通達があり、決済サービスの契約を10月末ですべて解約せざるを得なくなりました。

決済代行会社とも早急に協議いたしましたが、カード会社の判断によるものであり、すでに弊社では覆すことのできない状況でした。

弊社では急遽資金繰りの試算と検討を重ね、連日にわたりギリギリまで今後の運営の立て直しを協議いたしましたが、作家様への還元ができなくなるようなサイト運用を続けることは、結果的に作家様、ユーザ様からの信頼も裏切ることになると判断し、サイトの停止を決断いたしました。

このような決断に至ったことを、お詫び申し上げます。

「マンガ図書館Z」5周年記念には100名を超える先生方からご寄稿いただきました

今のところサイト自体は11月26日12時に停止予定ですが、マンガ図書館Zを運営する株式会社Jコミックテラスでは他社ストアに作品を提供する「卸事業」も手掛けており、今後は卸事業に注力し継続することで、参加いただいている作家の皆様への還元を図っていきたいと考えております。

しかしサイトは完全に終了してしまうわけではありません。 今後も関係各所と検討を重ね、サイト再始動の道も探ってまいります。

まだ細い道筋でしかありませんが、非営利団体への移行やクラウドファンディングなども検討してまいります。

再び皆様のもとにマンガをお届けできる日が来ることを願ってやみません。

漫画をYoutubeで読めたり、アプリ対応などの試みもどこよりも早く取り組んできました。

作家様、ユーザの皆様、そして支援及びご協力頂いた皆様、14年間本当にありがとうございました。

株式会社Jコミックテラス
マンガ図書館Z運営スタッフ一同

この件に関するお問い合わせは下記からお願いいたします

2017年8月実施のヤフオクコラボでは等身大フィギュアの手渡しプレゼントも。
新年会も開催。参加頂いた先生方に寄せ書きをしていただくのが恒例でした。