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DAWと作曲とAIの有効性について自分なりにまとめ

お久しぶりです

こんにちはcatfishです。
ずいぶん前回の投稿から時間が空いてしまいました。

というのも、前回までは正月休みをフル活用していたため時間に余裕があったのですが、いよいよ本格的に仕事も稼働し始めるとなかなか作曲も執筆も上手く成り立たせることができない状態になりまして・・
やりたいなぁという思いと、日々のあれこれに追われてなかなか動き出せない状況に甘んじてしまった。。とちょっと反省をしていたりしています。

3月までは超繁忙期でもありますので、スローペースではありますがお付き合いをいただければ幸いです。


最近の作曲事情

そんな中でも、実はちょこちょこ動いてはおりました。
以前midiパックを使うと作曲が楽になる〜という話をしていたのですが、相変わらずこのパックを活用してメロやコードを設定し、それに対して肉付けをするという作業をちまちま実施をしていた日々でした

ただ、いろいろ肉付けをしていくのも大変ですよね。
一つ一つの小節やコード群に対して、自分でメロやアルペジオやバッキングなどを検討していくのもなかなか骨のいる作業ですし、いざ作ったとしても「本当にこれでいいんだっけ・・・」みたいな気持ちになって何度もやり直してしまい、結局なかなか前に進まないということもしばしば。。

そんな時は諦めてさっさと次の進行に入っていけば良いのですが、こういうところで変な凝り性が出てしまうのも悪い癖だなと思っているので、ある意味強制的に前に進めるためにもAIの導入をいろいろ検討してみることにしました。

作曲に行き詰まったので作曲系AIをいくつか試してみた

ところで、近頃は作曲系のAIはとてつもない進化をしていますね。
例えばSuno AIなんかは、ほんの数分で大体イメージに沿った通りのクオリティの高い楽曲を提供してくれます。音楽的な知識は全く不要で、しかもボーカル入りでアウトプットしてしまうので、いよいよ作曲家とは(白目)みたいな世界になってきているのかなと感じてしまいます。
(しかし、人のアイデアや手が加わった楽曲の方が私は好きだし、その叡智は脅かされてほしくはないと願っています)

でも、こんなツールがあると、作曲の間口は圧倒的に広がるし、いろんな可能性を感じずにいられなくなりますね。
ちなみにSuno AIはオーディオファイルのみが抽出されるため、これをmidiに変換してDAWで再利用するというのはあまり現実的ではないのかもしれません。(やりようはあると思いますが、私のようにすでにアイデアがありきの曲作りに組み込むというのは向いていなさそうです)

そのほかにもFIMMIGRMも試してみました。

こちらはSuno AIと違い、入力したキーやテンポ、雰囲気に応じたメロをmidiで抽出するという特性があります。これならDAWで適用することもできそうですね!

・・・
しかし、私が抽出した音楽はなんというかアンビエントな響きというか、確かにコードに沿った音ではあるのですが、例えばポップスやロックというようなジャンルに組み込むには幾何学的な音の組み合わせになってしまい、これも今作っている曲調にはどうしても組み込みが難しいように感じてしまいました。EDM系の音楽とかには相性がいいのかも?
おそらく使い方次第なのでしょうが、私には少しハードルが高いもののように感じています。



そんなこんなで、いろいろ試してみた結果として、生成AIではないのですが私はOrb Producer Suiteを利用することにしました。
(こちらは実は以前から持っていたのですが、あまり使いこなせていなかったので、改めて使い倒してみました)

詳しい説明は↑の記事に詳しく載っているので参照いただきたいのですが、このプラグインをDAWに指すことでざっくりと以下のようなことが実現できます

  • コード入力に対して バッキング/メロ/アルペジオ/ベースの4種類のmidiリージョンを生成可能

  • 自動生成されたmidiは、コードをそのままにオクターブやリズムなどのパラメータをいじることで再度自動生成されるので、気に入ったmidiが抽出されるまで何度もガチャができる仕様

  • 生成されたmidiはDAWへの書き込みがドラッグ&ドロップで可能、またOrb内でもスタンドアロンで再生可能なため、DAWに取り込まずとも同時再生により内容を確認が可能(また音色も豊富)

なんだかめちゃくちゃ有効そうですね!
ただ、生成AIではなく、AIであるため、あらかじめある程度内蔵されているデータを元にアウトプットをする形式なので、やはり機械的な響きになるのは逃れられないようです。
なので、これ一つで全ての作曲が可能!!!というような代物ではなく、あくまで作曲者側の力量や知識をもとに、作業をサポートするツールという認識でいる方が無難かもしれません。


DAWで有効な使い方は?

以下の画像は私が作曲している途中の曲のキャプチャですが、コードやメロに対しての裏メロや、アルペジオ、ベースなどで活用しています。
※音量バランスなどは未調整のため聴き苦しいと思いますがご容赦ください

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実際にOrbを活用している領域


先ほどもお伝えしたとおり、どうしてもAIで生成される音楽というのは幾何学的なものになりがちです。

しかし、それらをメインの軸で使うのではなく、アルペジオや裏メロといった背景音として活用することで、非常に有効に活用することができるのではないかと思います。
これらを活用することで、少なくとも一つのフレーズに対してあれこれ悩むという時間は大きく減少することができており、もし気に入らなかった場合はmidiの一部を調子するか、いっそのことOrbを通して新たなmidiを生成してもらえばいいので、悩み直す時間も大きく減ります。

今は無料のツールなどもいくつもありますし、それこそchat GPTなどの生成AIに対して適正なプロンプトを使えば、簡単に作曲ができてしまう時代です。
どのツールを使って、どのように活用するかは私たちの技量次第だし、全く活用せずに自分の力で作る!というのもすごく素敵な考えだと思っています。

ただもしも、作曲においてどうしてもアイデアが浮かばない、手のつけようがなくなってしまったなどでお悩みの方は、ぜひぜひこういったツールを検討するのも良いのではないかなと思います。

まだまだ忙しい時期は続きますが、なんとか時間を作ってこれからも楽しい作曲を続けていきます!


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