静大学長会見 統合再編白紙に 浜松医大との協議 「出口見えず」 国内外教育機関と連携へ /静岡
毎日新聞
2024/11/1 地方版
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静岡大の日詰一幸学長は31日、浜松医科大との統合再編に向けた協議について、「打開の出口が見えないため、今年度中にリセットする」と、事実上白紙に戻す考えを記者会見で表明した。今後は、浜松医科大を含む国内外の高等教育機関などとの連携を進め、総合大学としての発展を目指すという。【丹野恒一】
日詰学長は、任期満了(2025年3月31日)に伴う次期学長の学内選考で、教職員らの投票などを経て再任が決まった。2期目に向けた抱負を語る記者会見の中で、統合再編問題への考えを述べた。
両大学の統合再編を巡っては、統合した一つの法人の下に静岡地区(静大静岡キャンパスの学部)と浜松地区(浜松医科大と静大浜松キャンパスの学部)の2大学をつくる「1法人2大学案」で2019年にいったん合意書が交わされた。しかし、静大側は学内から異論が出たのを受け、法人に加えて大学も統合したうえで静岡、浜松両キャンパスをつくる「1法人1大学2校案」を昨年末に新たに提案。合意書通りの再編を求める浜松医科大…
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