ホロライブレジスタンス 湊あくあ/結城さくな
今回は、湊あくあの転生に対する私の率直な感情と、この出来事がVtuber業界に与えるであろう影響についての見解を書きたい。
湊あくあ転生への苛立ち
初めにあくあがさくなに転生したと知った時、私の感情は
「お~やっぱりきたかぁ。どれどれ・・・」程度のものであった。
しかしさくなの立ち絵を見た瞬間。
「は?こいつやってんなぁ!!」
ホロから旅立った彼女がどんな夢を描いているのか。私はそれに興味があったし少なからず楽しみにしていた。それが一瞬にして苛立ちへと変貌してしまった。
苛立ちの理由
なぜあくあの転生に強烈な苛立ちを覚えたのか、その理由について自分の感情を振り返ってみた。
全てが茶番と化した
卒業までの100日以上の連続配信。同接70万以上を記録した伝説の卒業配信。
あの・・・その時にはもうばっちり転生準備万端でした。
全て茶番でした。
やや幼い年齢。ピンクの髪に水色のアクセントが入った髪。メイド。紫の瞳。イラストレーターのがおう、L2D rariemon の組み合わせによるモデル。
それは新衣装と見紛う程の転生であった。
ほんっとにくだらねぇと思った。
ホロライブも遂に踏み台になったんだな
湊あくあはホロの2期生として当時弱小であったホロを牽引し、ホロが大手に成長した立役者の一人である。
しかしながらホロライブが拡大し、メンバーが増えるにつれて彼女の配信頻度は減少。かつてのような勢いは見られなくなり、気が向いた時にだけ配信するいわば「箱におんぶにだっこ」の状態であった。彼女の人気の半分は箱の仲間たちによる恩恵である。
しかしながら、彼女はホロライブを卒業後、キャラクターデザインをほぼそのまま引き継ぎあたかもホロから個人勢として飛び出してきたように活動を開始した。
「あ、ホロライブも遂に踏み台になったんだな」
あくあの卒業は、ホロライブの歴史において一つの転換点となる出来事だろう。従来の辞めたメンバーの大半が不本意な別れであったのに対し、あくあの卒業はあくあ自らが選んだもの。
その卒業のやり方がこれかあ。散々箱の仲間の恩恵を受けていながら、いともたやすく行われるえげつない行為に苛立ちを禁じ得なかった。
Vtuber業界へ与える影響
生かすべきはガワの権利ではなく、中身の配信者!!
Vtuber 業界最大手のにじ、ホロは「中の人などいない」を貫いている。でももう流石に限界でしょ?
中の人はいるんだよ。だから卒業が全て茶番に見えてくるし、結城さくなの初配信に30万人以上も人が来る。これは企業価値の低下を意味する。
企業はVtuberのガワの権利を持っており、卒業=Vtuberが永久に消滅すること意味していた。しかしながら、今回の湊あくあの茶番劇は
「似たようなガワ作って転生すりゃみんなついてくる」ということを証明してしまった。
生かすべきはガワの権利ではなく、配信者!!
企業がガワの権利を持っていることは、全くもってアドバンテージではないことが露呈してしまった。まさにホロライブレジスタンスである。
企業Vtuberとして人気があればある程、いつでも抜けて個人勢として成功することが容易である。
続々と続くであろう人気配信者の転生
転生を行っているのはあくあだけではない。ホロEnに所属するアメリアについて、2024/10/1 をもって配信活動を終了する ( ただしホロを卒業するわけではない ) という不可解な発表があったのは記憶に新しい。
そんな彼女であるが、 Dooby として早速転生しているとして話題になった。ホロに籍を残しながらも個人に転生という離れ業である。
雪花ラミィの中身とされているうさ吾郎も今年になって積極的に X を動かしており、コスプレをしたりおっぱいを揺らしたりしている。これも今後の転生という選択肢を踏まえての活動だろう。
紫シオンの中身とされているくろあも、あくあの卒業に感化されたのか突然アカウントを動かしたことが確認された。シオンは配信頻度が極端に低かったり、長期間休止していたりなどいつ辞めてもおかしくないホロメンであるだけに、卒業後の下準備をしている可能性は十分に考えられる。
https://twitter.com/kuroa_06/status/1850841801097400374
配信者が優位の契約形態へ
上で語ったように、配信者と企業のパワーバランスは大きく変化してきており、現在は(人気のある)配信者が圧倒的優位になりつつある。そして企業はそれを繋ぎ止めるだけの価値を提供しなければならない。
そして、配信者と企業を繋ぎ止める最も単純かつ絶対的なものは「金」である。
にじホロをはじめ、企業所属のVtuber は配信での収益の何割かは企業に入る契約となっているようである。しかしながら、配信での収益が配信者へ全て還元されるタイプの企業も出てきている。今後はこのような企業でないと有力な配信者はどんどん逃げてしまう時代になるだろう。いくつかそんな企業を紹介する。
・VShojo - VShojoについて
vShojo はアメリカ発の Vtuber 企業である。桐生ココの転生こと Kson も所属している VShojo では配信収益は 100% タレントに入ると本人が明言している。
・ライバー事務所 | 910inc
2018年から Vtuber 事務所を運営している WACTOR による事務所ということである。 910 inc も配信売上100%還元を掲げている。
・BVP|Vライバー事務所(@BVP_Official_X)さん / X
社長自らが動画に登場し、積極的な宣伝活動を行っている新興事務所である。 TikTok LIVE での配信活動がメインのようである。
尚、中身が同じとある Vtuber は、 Vshojo , 910inc どちらにも所属経験があるようで、よほど事務所にマージンを取られるのが気に入らなかったと思われる。
彼女が BVP に所属する未来もそう遠くないだろう。
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コメント
2ほんまそれです!!
クルーには申し訳ないけど茶番感を感じました。
絵師・2D制作も同じクリエイターでガワも寄せるのはちょっと
やりすぎのような気がします・・・
せめてKson位に元のガワと違うなら印象は変わったと思います。
また、魂活動についてもモヤモヤします。
団長のように加入前から積極的に活動しているのなら理解できますが
ホロで人気を得てから魂活動に力を入れるのはそこじゃないだろw
って思います。
うさ吾郎についても、魂じゃなくて普段の配信頑張れよって
見てて思いますし、肉体の魅力で誘惑と言うか営業活動は
なんだかなぁってモヤモヤします(;・∀・)
> のんのんさん
普通にホロ抜けて転生します、って言ってくれればいいんですけどね。