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【特集】『蒼き革命のヴァルキュリア』誕生経緯とその魅力に迫る ― 『戦ヴァル』とは別もの、例えるなら野球とサッカー

セガゲームスが贈る「ヴァルキュリアプロジェクト」最新作である『蒼き革命のヴァルキュリア』がPS4/PS Vitaで2017年1月19日に発売されます。

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◆スパッツオミットの真実とPS Vita版について



――あとオフィーリアのスパッツがオミットされた件についてなんですが……。

三神:まぁなんと言いますか(笑)。当然我々の中にも「スパッツなの!?」という話はありました。ただ『戦場のヴァルキュリア』では「戦闘用ブルマ」を履いていたので、とりあえずスパッツを履かせていたんですが、体験版を出した時に「スパッツ!?」というアンケートのご回答を頂きまして。

小澤:実は裏で色んな議論がありまして、例えばスパッツの色に関しても「戦場感を取って黒色」か「服装の納得感を取って白色」でせめぎ合いもしました。そして最終的には「納得のいくスパッツ」か「あの服に合うインナー」かの二択になり、我々からの1つの問いかけとして、体験版で「黒スパッツ」を提案したんですが……ユーザーさんから多くの「スパッツなの?」というご意見を頂きましたので、我々も腹を決めました。


――ユーザーの中にはPS Vita版を購入される方も多くいらっしゃると思いますが、情報があまり出ていません。画面や映像が出るタイミングはいつ頃になるのでしょうか。また公開できる範囲で構いませんので、仕様面のお話もお願いします。


小澤:実はPS Vita版の体験版を作っていまして、近日配信予定ですのでもう少し待ちください。また仕様面ですが、スペック的に差があるのでグラフィック表現を間引いているんですが、一番大事にしているゲームプレイ感覚に関してはPS4版と違いはありません。例えばPS Vita版だけ敵の数が半分で、その代わりに体力が2倍といった事などは一切ないです。まずスペックをそちらに振り切ったんです。

当然グラフィックも単純に質が落ちているというわけではないです。そもそもPS4版とは表現方法が異なるとお考えください。

三神:あまりフィルターを掛けられないのも含めて、素直な表現になりましたね。

小澤:実は大画面だからこそ映えるPS4の表現を、処理などを一切気にせずPS Vitaに乗っけたんですが、潰れちゃって見にくかったんですよ。なので、そういった無駄のものを省いていき、PS Vitaの画面で一番魅力的な絵作りになるように調整しました。ちょっと伝え方が難しいですが、あの画面の小ささだからこそ映えるアニメ・イラスト調に近い感じですね。これはこれで面白い表現だと思っています。


――最後に発売を心待ちにしているファンに向けてメッセージをお願いいたします。

小澤:今回ゲームの没入感を大事にしています。それは先ほどの戦場を体感するバトルシステムもそうですし、多角的に描かれるストーリーもそうです。特にストーリーに関しては、複数ある視点をすんなりと体感できるようにリシェールという語り部を1人置きました。それをただのナレーションにする事もできたんですが、それだけだとどこか突き放しているというか、単純に他所から語られているだけで終わってしまうので、より『蒼き革命のヴァルキュリア』の世界に没入しやすくなるように作っています。「序章体験版」がすでに配信されていますので、是非そこで没入感に浸って頂き、セーブデータを引き継いで製品版を楽しんでいただけたらと思います。

三神:まずは「LeGION」というバトルシステムから皆さんにお届けし、配信された「序章体験版」でようやくストーリーや世界観の部分が実感できるようになったと思います。今回は復讐の物語ということで面白いお話に仕上がったと思います。ですので、まずは序章体験版をプレイして欲しいと思いますし、面白いと思って製品版を手にとっていただけたら嬉しいです。バトルシステムもそうですしお話もそうですが新しいものを作ろうというチャレンジ作なのでぜひ皆様に楽しんで頂けたらと思います。

――本日はどうもありがとうございました。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

『蒼き革命のヴァルキュリア』は2017年1月19日発売予定。価格は、PS4のパッケージ版・ダウンロード版が7,990円(税抜)、PS Vitaのパッケージ版・ダウンロード版が6,990円(税抜)です。

(C)SEGA
《栗本 浩大》
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