ネット誹謗中傷証拠保全=魚拓について
はじめに
自称・WEB魚拓職人のAwiです。
この記事では本物のお魚を魚拓する話ではなくて、WEBデータの証拠保全を「魚拓」と表現しています。
ご要望がありましたので、今回はTwitter(X)投稿で誹謗中傷を受けた際に証拠として投稿を保存する方法についてまとめました。引用多用の簡単な記事ですが。
正直に申し上げておきますが、私はただのオタクでありまして、魚拓職人をしているのは単なる推し活です。
そして一番大事なこともお伝えしておきますが、ネット誹謗中傷の証拠保全は手間と時間がかかります。強い意思と労力というコストが必要になります。
便利なものが落ちてくるのを待ちたい人は、WEBトラブルの証拠保全作業には向いていないかと存じますので、私のnoteなどに無駄な時間を使わずにここで切り上げて下さい。
被害を受けた側は何重にもコストがかかります。それが現実です。
証拠保全(魚拓)をする前に
まず、ネット上の誹謗中傷の証拠保全をする際に、これを何に使うのかということでやり方は違ってくると思います。
レスバの材料にする、または相手の言動について非難する目的なら、引用かスクショでいいですね。発言に責任を持てば、あとはご自由にどうぞ。
「魚拓」が必要になるのは、開示または訴訟など法的手続きを取る意思がある場合です。
自分が法的措置を行うなら自身の意思なので魚拓する一択ですね。
判断に迷う状態でも、ひどい暴言であれば、相手が投稿を消す場合がありますし、万一に備えて魚拓しておくのも良いかもしれません。
ただし、それが他人だった場合、被害者にその意思がなければ魚拓をすることに意味はありません。
私が他人の魚拓職人をやっている理由はこれ。
私はずっと先生の書いたものを読んできておりますので、先生が何度も強く言い切るからには必ず実行されるとの確信があります。実際にインフルエンサー等を提訴されていますし、これからも粛々と法的措置をなさることでしょう。
法的措置の流れと魚拓の仕方
さて、実際の開示請求などの法的手続きの仕方、証拠として必要になる情報についてはこちら。
ネット上で誹謗中傷された場合、多くの場合は匿名ですから、その相手を開示請求して本人特定したい、または訴訟したい、という場合はきちんとした証拠が必要なので、単なる投稿のスクショだけでは証拠として弱いです。
どうしてスクショではダメなのか。
理由がこちらに書かれています。
先日、木村花さんの誹謗中傷の関連で、URLが保存できず、スクリーンショットだけの投稿をもって発信者情報開示手続きを行った事案がありました。しかし、そのスクショがねつ造であったため、何の悪い投稿をしていない方の住所・氏名が特定され、訴訟を提起されるという事態が生じてしまいました。裁判所は、今、この件に関してかなり敏感です。
スクショだけではなくURLも特定できなければ開示手続きを進めることができません。
URLのないスクショを証拠として使った時に、何もしていない第三者を訴訟してまう事案が発生してしまったわけです。URLがあればデータの確認ができるので、偽造などの不安のない証拠として確実に認められます。
魚拓の仕方については、上記の記事でも方法が載っていましたが、私が主に使っているのはこちらです。
⚫︎Twitter魚拓(Twitter画像化保存サービス)
https://twtr.satoru.net
ここで魚拓を取ると、URLや日付などの必要な情報がすっきりしていて見やすいです。
使い方はこちら。
ただ、不思議と時々エラーが出るので、上記2記事の方法も覚えておくといいと思います。
エラーの一例。
こんなのが出ます(Twitter投稿は何度確認しても存在しているのに)。
時々、時間を置いてから再びやり直すと、きちんと魚拓できる時があります。
不思議なことはその他にも起きますが…無料なので文句言えません。
一番便利なことは確かなので。
PCから魚拓する方法はこちらです。
魚拓のコツ?のようなもの
⚫︎保管について
魚拓したデータは、相手が単独ならファイルにまとめておいて、弁護士さんに提出すれば良いです。
相手が複数に渡る場合、アカウント毎にデータをわけて保存します。
例として、オタクのiPadフォルダをお見せしましょう。
(カメラロールのアルバムも相当頭おかしいですが、今回の記事には全く関係ないのでやめておきます)
このように、中傷アカウント毎にフォルダを分けています。
ちなみに集めたデータは、池内先生にではなく他の支援者さんに送っています。
(あちこちで何度も言うけど、私はTwitter(X)上で先生から引用やリプを頂いた以外、直接のやりとりは何一つないです。先生はとてもお忙しいのでそれでいいと思っています)
ファイルの送り方まではここで説明しませんが、Twitter(X)のDMでは画像を1枚1枚送ることはできても、画像をまとめたファイルで送付することはできません。たくさんある場合は、ファイルを圧縮→ファイル転送サービス(ギガファイル便など無料のもの有り)を使うと良いかと思います。
ここで、圧縮ファイルを送る場合の注意点。iPadデータを圧縮してWindowsで開いてもらうと高確率で文字化けします。
私の経験では、iPadはWindowsと相性かなり悪いです。フラッシュメモリが2回壊れていますので…
以下、対策方法など。
池内先生への誹謗中傷は膨大な数になるので、データ管理システムが必要だと思いますが、システム構築については私は完全に何も知りません。
先生の支援者はスキル高い人が多いのですよ(こういうところに人望というやつが出る)。
すごいなあと思って眺めているだけです。
私は魚拓を取る専門の職人です。
⚫︎中傷を探す、検索の仕方
相手がわかっていて、いつ何を言ったのか明確であれば、それを魚拓すれば良いだけですが、相手が沢山存在するであろう場合、そしてそれを全部突き止めようとする場合は、投稿を過去に遡って検索する必要が出てきます。
明らかな誹謗中傷や差別表現が含まれているなど証拠は多ければ多いほうが有利ですからね。
検索に役立つあれこれ。
相手が無数に存在する場合のやり方としては、私は中傷を見つけたら、アカウント毎に検索していきます。
“@アカウント「中傷が出て来る可能性がある文字列」“
自分のアカウントでやってみました。
中傷が引っかってくるであろう特定のワードは何種類かあります。中傷が出てきたらブックマーク(右端の青いリボン)。
ワード検索→ブクマ→別のワードで検索→ブクマ…を繰り返してから、1アカウント毎まとめて魚拓→個別フォルダに格納という感じです。
現在進行形で魚拓しているので、細かい方法については秘密にしておきます。
やっているとどんどんコツは掴めていきますが、こんなスキルはあんまり役には立ちません。誰か雇ってくれないかなw。
(ちなみに副業について申請必要な職業なので、正式な雇用契約を締結していただける場合でないとバイトは不可能です)
…という感じです。
以上、魚拓情報まとめでした。
どなたかのお役に立てればと思います。
サポートいただいた場合は、すべて先端研ROLESへ寄付します。 ただし、どうも事務手数料その他で15〜20%引かれてしまうらしいのです。もし可能でしたら東大基金へ直接寄付していただくのが最も金銭的ロスが少ないと思います。よろしくお願いいたします。
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