南アルプス市の県立施設でパワハラか 元課長が懲戒処分

南アルプス市の県立の福祉施設の総務課長だった男性職員がおよそ10年前から部下へのパワーハラスメントを繰り返していたことがわかり、施設の運営法人は1日までに減給の懲戒処分にしました。

処分を受けたのは南アルプス市の障害者福祉施設、「県立育精福祉センター」で当時、総務課長を務めていた49歳の男性職員です。
施設によりますと、この職員は10年ほど前から複数の同僚や部下に対して人格の否定や高圧的な態度を繰り返したとして、いわゆるパワハラに認定されました。
ことし8月、県などに被害を告発する文書が届いたことで問題が発覚し、指定管理者として施設を運営する社会福祉法人からの聞き取りに対し、この職員は「みずからの性格や忙しさから、高圧的な態度などを取ってしまった」と説明しているということです。
それを受けて法人は、先月、この職員を減給の懲戒処分にしたほか、課長職から降格させました。
「県立育精福祉センター」の老沼正敏施設長は「大変申し訳なく、ハラスメント研修などを通じて職場環境を整えたい」としています。

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