NIKKEI Digital Governance

憲法が問うAI規制 個人情報、悪用が生む人権侵害

慶応大学法学部教授 山本龍彦
個人情報保護法の改正を巡り経済界がルールの緩和を求めている。AI時代を見据えたデータ活用を念頭に置くべきだとの声が官民それぞれから出るものの、議論の行方は見えないままだ。慶応大学法学部の山本龍彦教授は、野放図なプロファイリングやセグメンテーション(分類)によって、人間の自律的な意思決定がゆがめられるリスクに警鐘を鳴らす。浮かび上がるのは憲法の理念を欠いた日本のデジタル政策の危うさだ。(取材・構成は伴正春)...

ご登録で全文お読みいただけます。
今なら無料体験キャンペーン実施中です。(~11/15)