イスラエル出身で平和活動をしている男性が講演 鳥栖
イスラエル出身で平和を訴える活動をしている男性が鳥栖市で講演し、イスラエルとイスラム組織ハマスなどとの戦闘が続く中、「武力では平和は守れない」と訴えました。
この講演会は鳥栖市の市民グループが開き、イスラエル出身でおよそ40年前に日本に移住したダニー・ネフセタイさんが講演しました。
ネフセタイさんは、徴兵制によってイスラエル軍に所属した経歴がありますが、2008年にイスラエル軍がガザ地区で行った攻撃で子どもを含む多くの民間人が犠牲になったことで平和を訴える活動を始めたということです。
ネフセタイさんは、講演の中で「武力では平和は守れません。互いの人権や幸せに生きる権利を守ること、互いに認め合うことが大切です」などと述べ、話し合いによって問題解決を図るよう訴えました。
講演を聴いた女性の1人は「隣国どうし互いに人として認め合うことが大事と思いました」と話していました。
講演会を開いた市民グループ「ココマム」の小井土友見さんは「遠い異国での戦争も日本や自分と関係あることを知ってもらいたいと講演会を企画しました。参加した人たちはいろいろと考えてくれたようで開いてよかったです」と話しました。