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くまクマ熊ベアー  作者: くまなの
クマさん、新しい依頼を受ける
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836 クマさん、大猿と戦う その2

 大猿は変則な動きで攻撃をしてくるので戦い難い。

 落とし穴に落としても、バネのような足で着地する。壁を蹴って、登ってくる。

 さらに巨大な体に長い腕と足が戦い難さに輪をかける。

 間合いに余裕があるかと思えば、ギリギリだ。

 さらに大きな剣を軽々と扱う。


「キキキキィ」


 長い腕が襲いかかってくる。わたしは後ろに下がり躱す。

 でも、大猿の踏み込みで一瞬に距離が縮む。それと同時に大剣を振り下ろしてくる。

 わたしは最小限の動きで躱し、そのまま大猿の懐に入る。

 一歩踏み込み、くまゆるナイフで斬りかかる。

 腕を横に薙ぎ払おうとしたとき、大猿の足が迫ってくる。

 蹴りだ。と思ったときには遅かった。わたしは蹴り上げられる。

 わたしはとっさに左手で受け止め、直撃は避ける。

 蹴られた威力で後方に飛ばされるが、着地する。

 反射神経が高い。

 こんな魔物、普通の冒険者は勝てるの?

 マーネさんが国に報告案件だと言った意味を痛感する。

 強い。

 でも、攻撃が避けられているだけだ。

 当たれば、大猿だってダメージを受けるはず。


 わたしは一呼吸して構える。

 大猿は戦いを楽しんでいるのか、ニヤッと笑う。

 大猿が攻撃を仕掛けてくる。

 距離が縮まる。

 大猿は剣を振り下ろす。

 わたしは最小限の動きで、くまゆるナイフで受け流す。

 正確には角度を少しだけ変えるだけだ。

 角度を少し変えるだけでも、大猿の剣は重い。

 普通なら、掠っただけでも弾かれる。

 わたしのクマ装備の力があるからできること。

 わたしは大猿の剣を受け流すと左手に魔力を集め、炎を放つ。

 至近距離。

 大猿はバネのような足で後方に跳ぶ。

 わたしは尽かさずに火の玉を飛ばす。

 体勢を整えた大猿は剣で火の玉を斬る。火の玉は拡散して消える。その拡散した炎は剣に吸収したように見えた。

 ……気のせい?

 なら、これならどう。

 わたしは巨大なクマの炎を作り出し、大猿に向けて放つ。

 大猿の持つ剣が赤くなり、クマの炎を斬る。

 クマの炎は拡散して、剣に吸収される。

 剣に炎が纏っている。

 もしかして、これがゴブリンキングの剣の力?

 それとも大猿の力?

 大猿がニヤッと笑い、足に力を入れたと思った瞬間、一瞬で間合いを詰めてきた。

 前に跳んだだけだ。

 それと同時に炎が纏った剣をわたしに振り下ろす。

 速い。

 髪一重で避ける。

 わたしは避けた反動で体を回し、回し蹴りする。

 剣を振り下ろした大猿は反応が遅れる。

 大猿はわたしの蹴りを食らい、吹っ飛ぶ。

 大猿は地面を転がる。

 初めて、当たった。

 もしかすると、初めて剣を握ったから、剣を扱った戦いに慣れていないのかもしれない。

 剣を振るったあとは、動きがぎこちない。

 何度も懐に入り込まれている。

 大猿の動きなら、あのぐらいの攻撃なら躱したはずだ。

 蹴り飛ばされた大猿は立ち上がる。

 剣は離さないのは偉い。

 大猿は「キキキキィ」と金切り声をあげる。

 さっきまで笑っていたのに、一発貰っただけで怒るなんて、やっぱり猿だ。

 自分の感情をコントロールできてない。


「キキキキィ!」


 大猿が声をあげた瞬間、周りにいた赤猿が一斉にわたしに向かってくる。

 右、左、正面、後ろ。いや、下に上。

 四方八方から襲いかかってくる。

 襲いかかってくる赤猿をクマパンチ、クマキックで、飛ばしていく。

 手加減はしない。

 でも、殴られた猿、蹴られた猿は、身軽に着地をする。

 衝撃を逃がした?

 ……それなら。

 わたしは自分の周囲に竜巻のように起こし、猿を上空に飛ばす。

 空中で身動きができない猿に向かって、氷の矢を飛ばす。

 氷の矢は猿に突き刺さり、地面に転がり、動かなくなる。

 確実に倒さないと、何度も襲ってくる。

 再度、大猿が「キキキキィ」と声をあげると、新しく赤猿が現れる。

いったい、何匹いるのよ。

 でも、この数の赤猿がマーネさんたちを追わなくてよかった。

 襲われたのが、わたしでよかったと考える。


「ふぅ」


 さて、どうやって倒そうか。

 赤猿は問題ないけど、問題は大猿だ。

 風の魔法は避けられる。炎の魔法は斬られる。

 効果がありそうな魔法は水、氷、電撃魔法。

 あの剣がどこまで魔法を防ぐかだ。

 わたしが思考していると、大猿が「キキキキィ」と声をあげる。

 周りにいた赤猿が襲いかかってくる。

 数で襲いかかってきても、わたしには効かない。

 周囲に竜巻を起こし、襲ってくる赤猿を舞上げる。

 そして、上を向いて氷の矢を放とうとした瞬間、目の端に大猿が飛び込んでくるのが見えた。

 わたしは上に舞い上がった赤猿に向けていた左腕を下げ、飛び込んでくる大猿に向かって発動途中の氷の魔法を大猿に向けて放つ。

 左手から無数の氷の矢が飛ぶ。

 大猿は氷の矢を剣で叩き落とす。

 そのまま、わたしとの距離が縮まる。

 でも、剣は振り下ろされたままだ。大猿の剣が振り上がる前に、わたしは前に出る。

 大剣を踏み台にして、大猿の顔を蹴る。

 わたしの力が入った右蹴りが大猿の顔に入る。

 入ったと思った。

 大猿のもう片方の手が、わたしの足を受け止めていた。

 大猿はわたしの右足を掴むと、振り上げる。

 わたしの体が軽々と持ち上げられる。

 いくら、わたしが軽いからって、片手で落ち上げるなんて。

 そして、一気に振り下ろされる。

 間に合え。

 わたしは足に魔力を集め、電撃を纏わせる。

 大猿の体は一瞬、硬直し、掴む力が緩む。

 わたしは体を捻って、大猿から抜け出す。

 それと同時に空に巻き上げた赤猿が落ちてくる。

 赤猿は地面に着地すると、わたしに襲いかかってくる。

 同じことは繰り返さない。

 竜巻を起こし、電撃を纏わせる。

 赤猿は舞い上がると、そのまま地面に落ち、動かなくなる。

 その間、わたしは大猿から目を逸らさなかった。

 少しの隙を見せれば、襲いかかってくる。

 大猿は睨み付けるように、わたしを見ていた。

 わたしは一呼吸入れる。

 電撃は有効。

 わたしは両手に電撃を纏わせる。

 それを見た大猿の動きが止まる。

 先ほど、電撃を喰らったことを理解しているみたいだ。


「キキキキィ」


 大猿の手が炎に包まれる。

 剣が炎の剣となる。


「もしかして、わたしのマネ?」


 炎対雷ってところかな。


「キキキキィ」


 大猿が走ってくる。

 わたしは電撃の玉を飛ばす。

 大猿は、それさえも炎の剣で斬る。

 大猿の周りに電撃が拡散して、炎の剣が吸収する。

 炎が強くなる。

 やっぱり、わたしの魔力を吸収している?

 大猿の剣を後ろに跳んで躱す。だけど、大猿は動きを止めない。

 すぐに攻撃を仕掛けてくる。

 わたしは後方に跳びながら躱す。

 大猿の剣が迫ってくる。電撃を纏ったミスリルナイフで防ぐ。

 電撃を纏ったミスリルナイフと大猿の剣が触れ、電撃が大猿の炎の剣に流れる。

 大猿の炎の剣に電撃が纏う。

 わたしは危険を察し、後方に逃げる。

 大猿の剣が炎と電撃を纏った。

 もっと、長く触れていたら、もっと電撃を吸い取られていた。

 わたしは離れるように距離をとる。

 大猿は追いかけてくる。

 わたしは逃げるように後方に跳ぶ。

 大猿はしつこいほどに追いかけてくる。

 何度も後方に逃げる。

 大猿が剣を振ったあとニヤッと笑う。

 すぐに、その笑いの理由に気付く。


「…………!?」


 気づいた時には、空中だった。

 後ろは崖だった。

崖に誘導されていた?

 滝の横を落ちていく。

 クマ装備があるから、落ちても大丈夫だ。


「キキキキィ」


 上を見上げると、大猿がわたし目掛けて飛び降りてくる。

 その大猿は笑っている。

 このタイミングを狙っていた?

 このままでは地面に着地した瞬間を狙われる。

 着地はクマ装備があるから問題はない。

 でも、クマ装備でも着地に一瞬、踏ん張る。

 コンマ数秒。

避けられない。

 なら、受け止めればいい。

 わたしの着地と同時に大猿の剣が振り下ろされる。

 炎の剣をクマパペットで受け止める。

 重い。

 大猿の体重と崖から飛び降りた重量がのしかかる。

 後退りするが、踏ん張って耐える。

 流石、クマ装備。

 大猿の笑っていた顔が驚愕の顔に変わる。

 こんな小さい人間に剣が受け止められるとは思っていなかったみたいだ

 わたしの目の前で炎の剣が燃えているけど、熱くない。受け止めたクマパペットも熱くない。


「凍れ!」


 わたしは電撃魔法から氷魔法に切り替える。

 わたしの手から冷気が漏れる。

 大猿が力を込めると炎が強くなる。

 それに対抗するように魔力を込める。

 凍れ! 凍れ! 凍れ! 

 イメージする。なにかも凍らせる氷点下の冷たい魔力。

 大猿の炎の剣が弱まっていく。

 大猿の剣はわたしが触れている箇所から氷り始める。

 わたしの魔力の勝ちだ。

 大猿も炎をイメージしているか分からないけど。

 大猿がイメージする火とわたしの知る氷点下の氷のイメージでは、わたしのほうが上だ。

 それが獣と人の差。

 異世界人との差だ。

 大猿の手に氷が差し掛かろうとしたとき、大猿は剣を始めて離す。

 大猿はわたしから離れるように、後ろに跳ぶ。

 そして、自分の手を見ている。

 もしかして、冷気に触れて冷たかったのかもしれない。

 初めて水以外の冷たさを知ったのかもしれない。


申し訳ありません。急遽、仕事が入ってしまい、投稿が遅れました。

次回の投稿、1週間後にさせていただきます。


※PASH UPにて「くまクマ熊ベアー」コミカライズ127話(10/9)公開中(ニコニコ漫画122話公開中)

※PASH UPにて「くまクマ熊ベアー」外伝20話(9/25)公開中(ニコニコ漫画16話公開中)

お時間がありましたら、コミカライズもよろしくお願いします。


【くまクマ熊ベアー発売予定】

書籍20.5巻 2024年5月2日発売しました。(次巻、21巻予定、作業中)

コミカライズ12巻 2024年8月3日に発売しました。(次巻、13巻発売日未定)

コミカライズ外伝 2巻 2024年3月5日発売しました。(次巻、3巻12/20発売日予定)

文庫版11巻 2024年10月4日発売しました。(表紙のユナとシュリのBIGアクリルスタンドプレゼントキャンペーン応募締め切り2025年1月20日、抽選で20名様にプレゼント)(次巻、12巻発売日未定)


※誤字を報告をしてくださっている皆様、いつも、ありがとうございます。

 一部の漢字の修正については、書籍に合わせさせていただいていますので、修正していないところがありますが、ご了承ください。

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