核燃料デブリ 初めて格納容器の外へ出る
福島第一原子力発電所2号機で行われている核燃料デブリの試験的な取り出し作業で、東京電力は、装置でつかんだ数グラムのデブリを、格納容器の外に出したと発表しました。
核燃料デブリが格納容器の外まで出されるのは13年前の原発事故のあと、初めてです。
福島第一原発2号機では、9月から事故で溶け落ちた核燃料と周囲の構造物が混ざり合った核燃料デブリの試験的な取り出し作業が行われています。
作業は、装置の不具合によるおよそ1か月半の中断を経て再開され、先月30日、配管を通して格納容器の内部に入れた装置が数グラムのデブリをつかみました。
東京電力によりますと、2日、デブリをつかんだ状態のまま格納容器の外に引き出す作業を行い、午前10時前、格納容器の外側に設置した装置の中にデブリを収納したということです。
核燃料デブリが格納容器の外まで取り出されるのは13年前の原発事故の後、初めてです。
週明けに放射線量を測定して一定の値を下回っていることが確認できれば、運搬用の容器に収納して取り出しが完了することになります。
福島第一原発の1号機から3号機の格納容器の内部には、あわせておよそ880トンの核燃料デブリがあると推定されていて、その取り出しは「廃炉最大の難関」とされています。
取り出したデブリは今後、サンプルとして研究施設に持ち込まれ、本格的な取り出しに向けた成分の分析などが行われる計画です。