「ホクト」きのこ工場火災 出火から約37時間で鎮圧状態に

きのこ生産大手「ホクト」の上田市内にある工場で起きている火災は、出火から、およそ37時間がたった31日午前9時すぎに、鎮圧状態になりました。
現場では、可燃性の高い資材が燃えていて、完全な鎮火には、まだ時間がかかると見込まれています。

29日夜、上田市塩川にある、きのこ生産大手「ホクト」の上田第一きのこセンターから火が出て燃え広がった火災で、現場では一時、消防車両40台あまりが出動するなど、消火活動が続いています。
「ホクト」によりますと、出荷に向けて製品を包装する作業などを行う「作業棟」と呼ばれる鉄骨2階建ての工場1棟が燃えているということです。
消防によりますと、消火活動の結果、出火から、およそ37時間がたった31日午前9時半すぎに、火災は鎮圧状態になりましたが、きのこの栽培に使う「培地」の材料が可燃性が高いことなどから、完全な鎮火には、まだ時間がかかると見込まれるということです。
会社によりますと、上田第一きのこセンターは、延べ床面積が2万70平方メートルで、ブナシメジを生産していて、1日の出荷量は、およそ10トンにのぼるということです。
現場は、JR上田駅から8キロあまり離れた場所で、消防が引き続き消火活動にあたるとともに、警察が出火の原因などを調べることにしています。

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