NHk党浜田聡参議院議員の私設秘書森山英樹です。
ジャニーズ事務所崩壊の因果関係を証明することは困難ですが、NHK党が果たした役割は非常に大きいと考えています。
どのような意図をもってNHK党がジャニーズ問題を暴露したのか、ジャニーズ事務所崩壊が日本社会をどのように変えるのかを考えてみたいと思います。

組織が弱みを見せて崩壊しはじめると、全盛期のことを忘れがちですが
ジャニーズ事務所は、強大な力をもっていました。

私は1973年生まれでSMAPの稲垣吾郎さんと同い年ですが、
物心ついて最初に認識したジャニーズタレントはたのきんトリオでした。
家族で「スニーカーブルース」という映画を見に行って感動したのを覚えています。
次に少年隊が有名になって、私が小学校5，6年生のころは光ＧＥＮＪＩが大活躍していました。

当時は、確かに凄い人気でしたが、色々あるテレビタレントの一角をしめる集団、という感じでした。

それが、どんどん勢力を拡大して、歌番組だけでなく、バラエティ番組、報道番組の司会と活躍の幅を広げて、ジャニーズのタレントがテレビに出ていない時間帯がないのではないか、というくらいになりました。

紅白歌合戦は、白組の半分がジャニーズという印象でした。

超売れっ子だったとしちゃんこと田原俊彦さんはジャニーズを脱退してから輝きを失った気がします。
それでもテレビに復活しただけでもすごいですが、ジャニーズを抜けたらテレビに出れない、というのは実際にあったと思います。

私は、鉄腕ダッシュという番組が好きだったのでTOKIOを見る機会が多く、
あまりSMAPには関心がありませんでした。
とはいえ、国民的スーパースターですし、同世代のグループです。
彼らの、いわゆる公開処刑といわれた謝罪放送は、衝撃的でした。

ジャニーズ事務所の権力、横暴さ、傲慢さをまざまざと見せつけ、誰もとめられないような状況に見えていました。

そのジャニーズ事務所が、創業者の性加害の問題で謝罪会見を4時間以上に渡って行い、SNSでは批判が溢れ、CMにジャニーズタレントを起用しないという企業も出てきました。
もう、かつての勢力を取り戻すことは不可能だと思います。

このような事態を招いたのはNHK党である、と私は考えています。

もちろん、ジャニー喜多川の性搾取に関しては、僕も子供の頃から聞いていました。被害者による暴露本も出ていたそうです。
週刊文春が特集をして裁判になり、裁判所がジャニー喜多川の性加害を認めていました。これらが下地となったことは確かだと思います。

でも、あまりこれらの話題は広がりませんでした。

世間を動かしたのは、NHK党だと私は考えています。
まず、従来暴露していた人たちは、あまり存在を知られていないタレントさんたちでしたが、NHK党のガーシー議員は、カウアン岡本氏という、その世代にとってはスーパースターからの暴露を引き出しました。

その後、BBCがこの事件を報じてネットでは更に話題が拡散しました。
でも、NHKをはじめ地上波のテレビは報じませんでした。

そして、NHK党浜田聡参議院議員が国会でNHKの会長や役員にジャニーズ問題を報じる予定はないのか質しました。そのことは国会の議事録に残りました。

さらにNHK党立花孝志党首（実質）は、4月の千葉衆議院補欠選挙のNHKの政見放送で、カウアン岡本氏の告白動画を放送しました。

これと前後して、NHKはジャニーズ問題を報じました。政見放送で流れるので、報じざるを得なかったのだろうと私は考えています。

ここに至ってやっと、立憲民主党がカウアン岡本氏を国会に呼んで野党ヒアリングを行っています。

TOKIOの城島さん、嵐の桜井さん、少年隊の東山さんらは、報道番組の司会をしていますが、ジャーズ問題に関して言及しなかったことで、SNS上で批判を受けました。

ジャニーズ問題に関する調査報告書が8月29日に出され、9月7日の記者会見という運びになりました。

ジャニー喜多川氏の行ったことは、糾弾されるべきことでした。
しかし、国民的アイドルグループを多数抱える人気芸能事務所を国政政党が叩いて何の意味があるのだ、と思う人もいるでしょう。

これに関しては、ガーシーを擁立する以前に、立花孝志が解説しています。

NHKから国民を守る党は、NHKと闘っています。
しかし、NHKは既得権益の一角を占めており、NHKを叩こうとしても他の既得権益がカバーするのでNHKは守られてしまい、攻めきることができません。

NHKを守る他の既得権とは、スポーツ界、芸能界、テレビ局、政治家、官僚などです。

彼らは、一体となって、相互に守りあっています。そこで、この既得権益層の弱い部分から崩し、一点突破、全面展開を図ったのです。

最初に目をつけたのは、トライストーン所属の俳優綾野剛氏でした。彼は、未成年にお酒を飲ませて性行為に及びました。当事者である女性が実名、顔出しで証言しましたが、テレビが必死になってこの問題を隠蔽したため、現段階では綾野剛氏の問題はジャニーズ問題ほどの騒ぎにはなっていません。

しかし、綾野剛氏の仕事は確実に減ったと聞いています。
ガーシーが素行を暴露した人物に楽天の三木谷社長がいます。今、楽天は株価が下落し、経営危機がネット上では騒がれています。
他に、政治家の木原誠二議員がいます。かれは、今回の内閣改造で、内閣から外れました。岸田総理の側近中の側近であるにも関わらずです。

ガーシーがやったことは確実に、影響が現われています。

また、来月からNHKの集金人がいなくなります。これもNHK党の功績だと私は考えています。

ジャニーズ問題をきっかけにして、企業がジャニーズタレントを起用しなくなります。CMに使われないタレントをテレビ局が起用するとは思いません。スポンサーがつかなくなるからです。

なぜ、テレビはジャニーズタレントを起用してきたのでしょうか。視聴率が取れるからです。

ジャニーズタレントがテレビから消えれば、さらにテレビ離れは加速するでしょう。

テレビを見る人が減れば、テレビの影響力は低下します。
NHKは集金人がいなくなれば売上が確実に減少するでしょう。莫大な資金を背景に影響力を発揮していたNHKは、その勢力を着実に失っていくでしょう。

テレビは国民を洗脳する装置です。テレビは核兵器に勝る武器です。テレビは真実を隠します。

多くの国民が情報収集手段としてテレビからネットに切り替えるでしょう。

もう、テレビの影響力なんてないだろう、と思っていましたが、コロナ禍でその影響力を見せつけられました。

それも、もうじき終わるんでしょうね。

テレビの影響力が消滅したら日本の社会は本当に変わると思います。

それをNHK党が起こした、起こすと私は考えています。

NHK党は、たった、2名しか国会議員がいない、イロモノ扱いされている政党です。

でも、実はすごい政党なのだと私は考えています。