稲田朋美衆院議員といえば、保守系の女性政治家として有名です。その夫の龍示さんも保守を自認。自らも政治を志したことがあったという龍示さん、妻が政治に声をかけられた時には背中を押したそうです。どういう思いだったのでしょうか。(編集委員・秋山訓子)
妻とは司法修習生の時に知り合いました。2人とも弁護士になり、大阪で一緒に事務所を開業していました。僕自身、青雲の志があり、小学校の卒業文集に「将来は歯医者で衆院議員になりたい」と書きました。政治にもずっと関心があったので、2005年の郵政解散で妻に福井1区から総選挙出馬の話があった時は「挑戦すべきだ」と背中を押しました。自民党の議員は2世や元官僚に占められていて、なかなかそんな機会はありませんから。
妻はそれまで、保守派の弁護士として訴訟を手がけるかたわら、全国を講演で飛び回っていました。そういうタイプの女性政治家は自民党にいなかったので、重宝されるだろうと思いました。彼女は話をするのも上手だし、うそがない。こういう人が政治のリーダーになるべきだと。
妻の当選後は、妻と中学生に…
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