キムラトモミさんは銅版画を中心に水彩画、絵本、立体物など様々な作品を生み出すアーティスト。地元、広島にある「比治山女子短大」のデザイン学科で銅版画に出会う。2年生の時に、京都精華大学の版画コースに編入。銅版画の世界にさらにのめり込んでいく。卒業後は、障害者の社会支援を行う会社で6年。病院に勤めて訪問看護のケースワーカーとして8年働いていた。そんな時に自身にガンが見つかり、大好きな絵を仕事にしたいと、38歳の時に病院を退職。一番身近で魅力的な存在だった猫の絵を描いていたら、猫好きの雑貨店や、ギャラリーの人たちとつながって、だんだんと仕事につながるようになっていった。猫に助けられてアートの世界で頑張って来られたと語る。