“「闇バイト」関わらないで” 大学生や警察官が呼びかけ
若者がいわゆる「闇バイト」に関わり犯罪に加担することを防ごうと、大学生や警察官が駅構内で注意を呼びかけました。
24日、JR静岡駅の改札前で行われた呼びかけには、県内の大学生でつくるボランティア団体のメンバーと、県警の警察官、あわせて約20人が参加しました。
「闇バイト」をめぐっては、10代と20代の若者を中心に特殊詐欺や強盗などの実行役として犯罪に加担するケースが相次いでいます。
大学生たちは「勇気を持って、今すぐ引き返して」などと書かれたチラシ入りのポケットティッシュを駅構内を行き交う人たちに手渡して注意を呼びかけていました。
島田市の専門学校生は「友人たちと『お金ないね』と話しているときに、友人のひとりが『こんなのがあるよ』と見せてきたのが物を運ぶ怪しい求人で、絶対に闇バイトだと思いました。テレビで見るような話だと思いましたが、意外と身近な問題なんだなと実感しました」と話していました。
学生ボランティアのひとり、静岡大学4年生の高橋恵さんは「ニュースで同世代の若い人が巻き込まれることが多いと聞いて参加しました。若い人が人生を棒に振らないようにしてほしいと思います」と話していました。
県警察本部生活安全企画課の小松航課長補佐は「社会経験の少ない若い人はだまされやすいので、犯罪を犯してしまったら、取り返しのつかないことになります。脅されている人は警察に相談してほしいです」と呼びかけていました。