千葉県市川市は首都圏で相次ぐ強盗で、同市の住宅から女性が一時連れ去られ、けがをしたことを受け、防犯のため緊急対策に乗り出した。
今後、市内全域に防犯カメラと一体型になった防犯灯100台(1台当たり約20万円)を設置し、犯罪を抑止する。市は29日に招集予定の12月市議会に補正予算として2千万円を計上する。
他に、今月20日ごろには、市内の各自治会に対し、強盗事件に遭わないため、注意を呼びかけるチラシを配布する。
チラシでは、防犯カメラやセンサーライトの設置のほか、在宅中でも戸締りを徹底させ、窓や玄関には補助錠を追加し、防犯力をアップする必要性を訴える。
窓ガラスには防犯フィルムを貼り、犯人に侵入が面倒だと思わせることが有効な対策だと強調する。
また、不審な電話や訪問があれば、むやみに家族構成や自分の資産状況を教えないことや、自宅に多額の現金を保管しないことも求める。