相次ぐ闇バイト強盗事件受け 警察が対策を呼びかけ 松山
首都圏を中心に闇バイトを実行役とした強盗事件が相次ぐなか、警察が1日、松山市で、家にいるときでも戸締まりを徹底することなど防犯対策を呼びかけました。
この呼びかけはことし8月以降、首都圏を中心に闇バイトを実行役とした強盗事件が相次いでいることを受けて、愛媛県警察本部が企画したものです。
警察官などおよそ20人が松山市にあるJAの直売所で買い物客などに啓発のチラシを手渡し、家にいるときでも戸締まりを徹底することや、足場になるものを家の周りに置かないこと、電話で家族構成や資産の状況を聞かれても答えないことなどを呼びかけていました。
首都圏で発生した「闇バイト」が絡む強盗事件では事前に業者を装う不審な人物が目撃されていたケースがあり、警察によりますと特に古い住宅に住む人が狙われる傾向にあるということです。
70代の買い物客の女性は「首都圏の事件を見ていると、怖いしひと事ではないと感じます。最近は知らない人が訪ねてきても出ないようにしています」と話していました。
県警察本部生活安全企画課の酒井真由美課長補佐は、「次は愛媛で強盗が起きる可能性もある。まずは手軽な防犯グッズでよいので、対策を始めてほしい」と話していました。