「実行役の若者」を「若者」が集める…いったいなぜ?

同じ様なケースが全国では数例あるそうで、今回、警察は職業安定法の「公衆道徳上有害な業務」、つまり犯罪をさせる目的での募集にあたるとみています。

逮捕された2人は実行役を集める役割だったとみられていて、警察によりますと、この役割は、若者が担当することが多いそうです。

その理由は、若者を集めやすくするため。

闇バイトの誘い文句は「高収入」「簡単」「即金」などが主流で、同世代からSNSで勧誘されれば、あまり警戒することなく応募する若者もいるとみられています。

警察庁によりますと、2023年に特殊詐欺の受け子として摘発された約1500人のうち300人、つまり5人に1人が「19歳以下」でした。

警察は「一度犯罪に加担するとその後は脅されて抜け出せなくなるため、闇バイトだと気付いた時点で相談してほしい」と呼びかけています。