京都府警が大学で注意喚起「闇バイトには絶対に応募しないで」

闇バイトを実行役にした事件が各地で相次ぐなか、京都府警は２８日、京都市内の大学で、学生に闇バイトには絶対に応募しないよう注意を呼びかけました。

京都市内の大学で行われた呼びかけには、警察官や学生ボランティアなどおよそ２０人が参加し、まず「闇バイトは絶対にダメ」というメッセージとともに、手口や危険性をまとめたビラを一般の学生に配りました。
このあと警察官が講義を行い、闇バイトでは最初に個人情報を送ってしまうことで、内容が犯罪行為だと気づいて断ろうとしても、家族に危害を加えるなどと脅迫されて拒否できなくなり、その後は逮捕されるまで加担させられるといった危険性が具体的に紹介されました。
そのうえで、判別する手がかりとして▼高すぎる報酬が提示されたり▼秘匿性の高いアプリでのやりとりを求められたりすれば、闇バイトの可能性が高いとして注意が呼びかけられました。
講義を受けた大学生は「ＳＮＳで闇バイトのような募集をよく見かけます。まわりの人が手を出しそうになっていたら、止められるようにしたい」と話していました。
京都府警察本部の田土義之 犯罪抑止対策室長は「闇バイトはバイトではなく犯罪です。絶対に応募しないでください」と話していました。