北朝鮮、ミサイルは最新型ICBM「火星19」と発表 米韓に反発

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新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星19」の試射=2024年10月31日、朝鮮中央通信・朝鮮通信

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、同国が10月31日に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)は最新型の「火星19」だと伝えた。火星19は、火星型の「最終完結版」だとしている。

 ミサイルは最高高度7687・5キロまで上昇、1001・2キロを約86分間飛行し、目標地点の海上に落下したとしている。これまでの戦略ミサイルの記録を更新し、「第一の主力としての使命と任務を担うことになる」とした。

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新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星19」の試射を視察する金正恩朝鮮労働党総書記と娘=2024年10月31日、朝鮮中央通信・朝鮮通信

 発射に立ち会った金正恩朝鮮労働党総書記は、連携を強化する米国や韓国への反発を念頭に「増加する脅威と挑戦は、我々に現代的な戦略攻撃戦力を引き続き強化し、核対応態勢をさらに完璧に整えることを求めている」と強調。いかなる場合にも「核戦力の強化路線を変えない」と明言した。

 朝鮮中央通信が配信した写真には、金氏の娘ジュエ氏とみられる少女も映っていた。ジュエ氏は2023年12月に行われた「火星18」の発射訓練にも同行していた。【ソウル日下部元美】

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