さいたま市西区 強盗予備事件 新たに2人逮捕

 ことし8月、さいたま市西区の住宅で強盗をしようとしたとして、新たに男2人が逮捕されました。

 強盗予備の疑いで逮捕されたのは、東京都新宿区の建設業・奥隅勇太容疑者(37)と、北海道旭川市の無職の19歳の男です。

 警察によりますと、2人はことし8月、鈍器のようなものを持って、さいたま市西区指扇の34歳の男性宅に向かい、強盗の準備をした疑いが持たれています。

 奥隅容疑者は容疑を認め、19歳の男は「4人でレンガを持って現場に行ったが強盗は知らなかった」と一部否認しているということです。

 事件をめぐっては10月17日、別の2人が逮捕されています。

 捜査関係者によりますと、2人は秘匿性の高いアプリで指示役から「レンガでガラスを割って家に侵入し、男性と60代の両親を脅迫して現金を奪え、400万から500万円あるから」という趣旨の命令を受けたということです。

 2人はすでに神奈川県内の別の事件で逮捕されていて、使っていたスマートフォンの解析などから、事件への関与が浮上したということです。

 県内ではこれまでに強盗致傷など4つの事件が確認されていましたが、今回の逮捕ですべての実行役が逮捕されたということです。

 また、警察は指示役が神奈川県の事件と同一人物の可能性もあるとみて捜査しています。

県商工会議所議員大会 来年度県予算案 要望案採択

 県商工会議所連合会は30日、さいたま市内で議員大会を開き、来年度の県の施策と予算編成に向けた要望案などを全会一致で採択しました。

 30日の議員大会には、県商工会議所に登録する県内16の商工会議所の議員などおよそ300人が集まりました。

 大会ではまず、原材料価格の高騰などで厳しい経営環境に置かれる中小企業・小規模事業者が大企業と公正に取引するための環境整備や、街の賑わい創出に対する支援の拡充など、11項目の重点的な要望を含めた合わせて68の要望案をまとめました。

 その後、大企業と中小企業の経営状況の二極化が顕著になりつつあるとして、県内経済の更なる活性化と均衡ある発展を目的とした要望を早急に実施するよう求める大会宣言案を採択しました。

 30日採択された内容は、県商工会議所連合会が県に提出し、来年度の施策や予算に反映するよう要望する予定です。

地域社会の発展 埼大と県生産性本部が協定締結

 県内経済の発展や地域活性化を目指そうと、埼玉大学と県生産性本部が協定を結びました。

 締結式には、埼玉大学の坂井貴文学長と経営者や労働組合、学識経験者が生産性の向上に向けた調査などを行う団体=県生産性本部の栗田美和子会長らが出席しました。

 坂井学長は、「それぞれが持つ知的・物的資源の有効活用による人材育成が可能になる。持続的な社会の発展に貢献していきたい」とあいさつしました。

 協定は埼玉大学と県生産性本部が持つ資源を互いに活用することで少子高齢化や人手不足など埼玉県が直面する課題の解決を目指しています。

 具体的な取り組みとしては、▼学生を対象とするシンポジウムの開催や▼企業の課題解決プログラムへの参加企業の紹介などを予定しているということです。

県内企業の女性管理職の割合 2年連続で1割超える

 県内企業の女性管理職の割合の平均は12.0%で、2年連続で1割を超えたことが帝国データバンク大宮支店の調査でわかりました。

 調査はことし7月に県内企業997社を対象に行われ、回答率は42.6%でした。

 女性管理職の割合の平均は12.0%で、全国平均を1.1ポイント上回りました。

 政府目標である「女性管理職30%」に達成している企業割合は13.9%でした。

 企業の規模別にみると、「大企業」が最も低く規模が小さい企業ほど、女性管理職の平均は高くなっています。

 女性役員の割合の平均は、14.9%で前の年と変わりなく横ばいでした。

 一方、役員が全員男性である企業は50.1%で前の年にくらべ0.6ポイント上昇しています。

 女性管理職の割合が上昇しない要因や課題について尋ねたところ複数回答で「家庭と仕事の両立がしにくい」がトップで、唯一、50%を超えました。

川口市 小学生がバリアフリーの大切さ学ぶ

 川口市の小学生が30日、埼玉高速鉄道の浦和美園駅でバリアフリーの大切さを学びました。

 この授業は、川口市のバリアフリー基本構想に基づき、市内の小学校を対象に子どもたちにバリアフリーの啓発や意識付けをするため、毎年、埼玉高速鉄道の浦和美園駅で行われていて、30日は、川口市立中居小学校の4年生121人が参加しました。

 授業では、駅員が、黄色い点字ブロックの意味や白杖の使用目的、駅のプラットホームで車いすなどの乗客を電車に乗りやすくする渡り板などの用具を説明したほか、券売機の点字や駅構内図の音声案内など、駅に備え付けのバリアフリーの設備を紹介しました。

 その後、児童らは実際に車椅子に乗ったり目を閉じて白杖を使いながら黄色い点字ブロックを歩いたりして、バリアフリー設備の大切さを学んでいました。

武南高校水泳部 インターハイ優勝を蕨市長に報告

 ことしのインターハイで優勝をした武南高校水泳部の生徒らが蕨市役所を訪れ、賴高市長に結果を報告しました。

 市役所を訪れたのは、武南高校水泳部2年生の河原彩華さんや内村弥路さんら5人です。

 ことし8月に佐賀県で開催されたインターハイで、河原さんは、女子200メートル平泳ぎ、女子100メートル平泳ぎでいずれも優勝し2冠を達成、内村さんは、男子400メートル自由形で優勝するなどの結果を修めています。

 賴高市長は、「昨年に続き、素晴らしい成績をあげて報告に来てくれた。引き続き、それぞれの目標に向かって、頑張ってほしい」と結果を称えました。

職質から逃げた車両か 交差点で別の車に衝突し逃走

 29日夜、春日部市の信号機付き交差点で、乗用車同士の事故がありました。

 一方の車は、事故の前に警察官が職務質問をしようとしたところ逃走した車とみられ、警察はひき逃げ事件として捜査しています。

 29日午後11時半過ぎ、春日部市西八木崎の信号機付きの十字路交差点で右折しようとした乗用車に車が突っ込む事故がありました。

 警察によりますと、事故の前、市内のゲームセンターの駐車場で不審な車を見つけた警察官が声をかけようとしたところ猛スピードで逃走、その後、事故を起こしたとみられます。

 逃げた乗用車は、時速およそ100キロメートル出ていた可能性があるということです。

 衝突された乗用車は、横転しましたが、運転していた千葉県野田市の54歳の女性は軽傷ということです。

 警察は、ひき逃げ事件として、逃げた車の行方を追っています。