新幹線停電事故 書類送検の男性を不起訴
ことし1月、架線事故により運休した東北新幹線などの復旧作業中に男性作業員が感電して全身やけどの大けがをした事故で、業務上過失傷害の疑いで書類送検された50代の男性会社員をさいたま地検は、31日付で不起訴処分としました。
不起訴処分となったのは、事故当時、現場責任者だった50代の男性会社員です。
ことし1月、当時、現場責任者だった50代の男性会社員は、停電により運転を見合わせとなった新幹線の復旧作業中に、感電の恐れがあったにも関わらず垂れ下がった架線と一定の距離をとることなど、危険性を周知する義務を怠り、男性作業員にやけどを負わせた疑いで書類送検されていました。
さいたま地検は、「警察とともに捜査を尽くした結果、起訴しないとの判断に至った」とコメントしています。