“闇バイト”強盗事件受け買い物客に防犯対策を呼びかけ 長野
首都圏を中心に闇バイトを実行役とした強盗事件が相次いでいることを受けて、長野市内のスーパーでは30日、警察が買い物客に家の戸締まりの徹底など防犯対策を呼びかけました。
この取り組みは、ことし8月以降、首都圏を中心に闇バイトを実行役とした強盗事件が相次いでいることを受けて、長野中央警察署が行ったもので、警察官5人が長野市内のスーパーで買い物客にチラシを手渡しながら注意を呼びかけました。
チラシでは、家の戸締まりを徹底することや窓に防犯フィルムや補助のカギを取り付けて防犯対策をとることのほか、強盗犯が業者などを装って事前に家の下見に来る可能性もあるとして不審者を見かけたら警察に通報することなどを呼びかけています。
警察によりますと、今月、長野市などではリフォーム業者などを名乗って家族構成などを聞きだそうとする不審な人物の訪問が相次いで報告されているということです。
チラシを受け取った70代の男性は「強盗事件では高齢者が狙われているようで怖いです。家にいるときでも戸締まりに気をつけます」と話していました。
長野中央警察署生活安全第一課の齊藤俊博課長は「住宅を狙った強盗事件は地方でも起きる可能性があるので防犯意識を高めて被害にあわないための対策をしてもらいたいです」と話していました。