首都圏で住宅に押し入る手口の強盗事件が相次いでいることを受け、警察がスーパーで防犯対策の徹底などを呼びかけました。
警察官:
「強盗事件発生していますので、お気を付けてお願いします」
30日朝、長野市のスーパーで、長野中央警察署の警察官5人が買い物客に防犯対策の徹底を呼びかけました。
首都圏では、いわゆる「闇バイト」で集められた実行役が住宅に押し入って金品などを奪う強盗事件が相次いでいます。
事件前にはリフォーム業者などを装った「不審な訪問」も確認されていて、犯人グループが「下見」していた可能性が指摘されています。
啓発では、戸締り徹底の他、防犯カメラやセンサーライトの設置、窓ガラスに防犯フィルムを貼り付けるなどの対策も有効だと呼びかけました。
警察官:
「不審な人がいたら110番してください」
「不審な訪問」があった場合は、「インターホン越しに対応すること」「相手の身分を確認すること」なども呼びかけました。
長野中央警察署管内でも最近は、1日に5件から10件ほど「不審な訪問」の相談が寄せられているということです。
80代女性:
「怖いです。知らない人のインターホンの応対で『今、取り込んでます』と出ないことにしている」
70代女性:
「ゴミ捨てに行くときでも鍵をかける。たった3、4分のことでも(施錠を)やっています」
今年5月には松本市の山あいの一軒家が狙われる強盗事件も起きています。警察は、県内でも日頃から防犯対策を徹底してほしいとしています。
長野中央警察署生活安全第一課・斎藤俊博 課長:
「(住宅を狙った強盗事件は)地方にも波及する可能性がある。県民の皆さんには防犯意識を醸成して日頃からの戸締りなど被害に遭わない対策をとってほしい」