報酬数十万円で闇バイト応募「シグナル」でやりとり 強盗予備疑いで逮捕の中学生ら3人

山口県光市での強盗予備容疑で関東地方の中学生ら3人が逮捕された事件で、少なくとも1人が数十万円の報酬を得る目的で闇バイトに応募したことが31日、捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、「遊ぶ金が欲しかった」という趣旨の供述をしているという。山口県警は、首都圏で相次ぐ強盗事件との関連を調べる。

県警によると、3人は千葉県多古町の男子高校生(18)と、茨城県牛久市の男子高校生(16)、同県龍ケ崎市の男子中学生(14)。

捜査関係者によると、押収したスマートフォンの解析などから、少なくとも1人が交流サイト(SNS)で数十万円の報酬を稼げると知り、闇バイトに応募。首都圏で相次ぐ強盗事件などでも使われた秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で、指示役とやりとりしていたという。

3人は共謀して20日午後8時ごろ、強盗目的で工具などを持参し、山口県光市の建設業の男性宅付近で金品を奪う機会をうかがった疑いで逮捕、送検された。

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