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【高専で学んだ技術を社会に還元できる場所】AIエンジニア 柿崎透真

neoAI公式noteでは、働いているメンバーの紹介をしています。

メンバー紹介第5弾は、AIエンジニアの柿崎透真(かきざきとうま)です。

高等専門学校情報工学科でAI×教育分野の研究を行ったあと、2023年5月にneoAIに参画。入社当時からゆうちょ銀行様とのプロジェクトに参画し、現在はneoSmartChatのAI機能向上をメインで行うなど重要な役割を担っています。
本稿では、柿崎のneoAIに入るまでの経緯やneoAIで働く魅力について聞いていきます。

- 柿崎さんはneoAIでは珍しい、高等専門学校の出身ですよね?高専では何をやられていたんですか?
1年生からプログラミングや論理回路など、情報系の知識を体系的に勉強し、4年生からAI系の研究室に所属し、AIの防災分野への応用について研究していました。コロナ禍の災害対策などをテーマにしてコンテストに研究室の先輩と出場し、全国の高専で2位を獲得しました。そこからAI熱がさらに高まっていきました。そのあと、研究に没頭し、AI×災害分野からは離れ、AI×教育の分野で研究を行っていました。国内外の学会に参加させてもらい、3回ほど賞をいただきました。自分の研究内容が認められることは研究のモチベになりました。
高専以外でも学びを広げたいと思って、東京大学が開催する講座を受けたことをきっかけに、AI系の研究所でインターンを始めました。もともと好きだったAIを使って働けることに喜びを感じていました。

- なぜneoAIに入ろうと思ったのですか?
インターンをしている際に、COOの寺澤と一緒にプロジェクトを行う機会があったり、イベントでCEOの千葉と話す機会がありました。その中で、同じ年代なのにすごいなと思ったのがneoAIに興味を持ったきっかけでした。周囲の人もスタートアップで働いていたこともあって、自分自身も伸びているスタートアップで、AI×ビジネスの分野によりコミットしたいと思い始めました。neoAIは松尾研発スタートアップの中でも伸びている会社だなというのはひしひしと感じていて、今が入り時だと思って、自らHPから応募しました。

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COO寺澤(左)とCEO千葉(右)

- 入ってみて印象的だったことはありますか?
今までオンラインで働くことが多かったので、オフラインで働く環境は、自分にとって新鮮でした。neoAIのメンバーはよく話しかけてくれるし、相談したりされたりするのも即時的にできるのが働きやすいなと思いました。

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社内イベントの様子

- 働いていて印象的だったプロジェクトはありますか?
ゆうちょ銀行さんとの生成AIソフトウェアの性能検証プロジェクトが印象に残っています。
neoAIで最初にかかわった案件で最後の形となるまで見届けられたので達成感がありました。最初から最後まで責任をもって携われただけでなく、今まであまり触れてこなかったWEB開発やプロンプトエンジニアリングを学べました。今の自分にもこの経験はとても生きていると思いますし、最初に携わったプロジェクトが成功したので、非常にモチベーションになりました。
今までAIは研究でもインターンでも触れていましたが、WEBはあまり触れてこなかったので、特にバックエンド・フロントエンドの部分はかなり力を入れて勉強しました。自分で本やネットから勉強したり、周りのソフトウェアエンジニアに聞きながら吸収できたのは、自分の成長につながりました。その後のneoSmartChatの開発でも多少WEB側の開発にかかわれたのはとても嬉しかったです。

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- 高専で学んだことは今のneoAIのどう生かされていますか?
やはり広くAIの知識を体系的に押さえられているのは大きいと思います。プログラミングやPythonの言語の歴もかなりある方だと思うので、どのプロジェクトも新たに学ぶことはたくさんあるのですが、基礎的な技術は素早く押さえることが出来ています。また、neoAIメンバーは勉強熱心ですぐに最新技術をキャッチアップしているので、みんなとAIについての話ができるのが楽しいです。
今行っているneoSmartChatの開発のほかにも、画像生成系のプロジェクトに入っていたこともあるのですが、画像生成はほぼ初めての分野ながら、安定してアウトプットを出せていたように思えます。それは高専時代のAIの技術力が基盤になったからと思います。

- neoAIで新たに学んだ技術はなんですか?
先ほど言ったフロントエンド・バックエンドの技術もそうですが、データベース周りの知識も身についたのも大きいと思います。ソフトウェアエンジニアのレベルが非常に高いので、彼らと一緒に開発していく中でデータ周りのSQLなどの知識を吸収することが出来ました。
AI部分の技術も全体的に伸びているなと感じていて、それ以外にも環境構築やバックフロントなどのWEB開発の技術力も身についたことで、1人前のエンジニアとしての道を歩んでいけているのかなと思います。

- 働いてみて、どのような部分が成長したと思いますか?
働く姿勢で言うと、楽しんで仕事できている点が、自分の中ではいいなと思っています。
楽しくやれているのは、先ほど言ったようにプロジェクトを通じて得られる達成感が大きいのと、各業界のトップランナーさんと共に仕事ができていること、そして責任感があると思います。責任感はしっかり持って仕事をしていますが、適度な緊張感の中、肩ひじ張らず楽しく働くことが出来ています。クライアントさんの声がダイレクトに聞けるのもやりがいになっていますし、試行錯誤しながら相手の課題ややりたいことを探索するのはある種ゲームのような楽しさがあります。

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- 今まで研究をメインにやられてきたと思いますが、neoAIの仕事との関連性はありますか?
技術的な部分はもちろんそうですが、それ以外で言うと、意外と見せ方が大事という点は似ているかなと思います。クライアント様との毎回のミーティングで先方に我々がやったことをわかりやすく伝えることが重要だと思いますし、それは研究でも変わりません。また研究を進めるうえでしっかりタスク管理をしていたり、高専の授業や研究はかなりハードなので(笑)それを乗り切った根性などは仕事に生きているかなと思います。なので、研究経験はneoAIで働くうえでの基礎体力になったと思います。

- neoAIのメンバーの印象はどうですか?
みんなの学習能力が高いことに驚きます。その領域についてあまり詳しくない状態でタスクを渡されても自分なりにかみ砕いて完成品まで持っていく能力がすごいと思います。どのメンバーも非常に優秀なのですが、特にR&Dチームリーダーの大槻は去年からAIエンジニアとして働き始めたにも関わらず、社内でもAIのスペシャリストとして頼られていて本当にすごいと思っています。普通の人であれば3年くらいかかるのではないかと思うレベルまで、1年もたたずに到達できる吸収力や学習能力の高さにはいつも驚いています。

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R&Dチームリーダー大槻(左)とCOO寺澤(右)

- 今後neoAIでやっていきたいことはなんですか?
AIもWEBも強くなって、プロダクトマネージャーのようなポジションを担っていきたいです。研究も楽しいのですが、今の仕事にとてもやりがいを感じているので、より社会と距離が近い場所でAIに携わっていければと思っています。

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- 最後にご自身と同じ、高専をバックグラウンドに持つ方に向けてメッセージをお願いします。
私は高専の外に出て、世界が変わったと思っています。研究ももちろん面白いですが、研究だけじゃなくてその技術がどう社会に応用されているかなどの部分を見るのは非常に有意義だと思います。情報系の知識や高専で培ってきた根性はどの場面でもいかせるものだと思うので、ぜひ高専生の皆様にもneoAIに興味を持ってもらえたら幸いです。


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【高専で学んだ技術を社会に還元できる場所】AIエンジニア 柿崎透真|株式会社neoAI
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