★「誰が毒まんじゅうを食べたのか」。政界でささやかれるこの言葉。来月に行われる衆院での首班指名。少数与党の自公政権が多数派工作をして首相・石破茂を守り切るのか。「そう簡単ではない」というのは自民党中堅議員。石破は国民民主党へ秋波を送るため幹事長・森山裕を送り込み、国民民主幹事長・榛葉賀津也と接触。石破も連立政権まではかじが切れず、政策や法案ごとに連携するパーシャル連合(部分連合)を提案した。国民民主が連立入りすると連合が分裂を引き起こすため、苦肉の策だ。

★国民の幹部は高揚感が隠せない。「議席大幅増で強気になり、自民党から頭を下げられれば、かなりの条件闘争に持ち込む腹だろう。森山は国対方式しか持ち合わせず、カネでまとめようとするのではないか」とは自民党中堅議員。一方、国民民主党代表・玉木雄一郎は引く手あまただ。玉木を首班とする非自民・非共産の連立政権を模索する動きが野党内にある。ただ、国民民主は7議席から28議席に議席を増やしたが野党第3党でしかない。イメージは93年衆院選で自民が比較第1党ながら過半数を割り、第4党の日本新党から首相を出した「細川連立政権」だ。98議席から148議席と大幅増の立憲民主党代表・野田佳彦は当然、首班を取りに行く。「なぜ玉木なのか。野党を取りまとめて主導権を握るのは立憲だ」(立憲幹部)と息巻く。

このコンテンツは有料会員になると閲覧いただけます。

すべての会員記事が読み放題

※自動更新はマイアカウントページから停止できます