訴訟相次ぐ研究職の無期転換 最高裁の判断、今後にどう影響?

大学の専任講師だった女性の無期転換を認めた2審判決が最高裁で破棄され、「不当判決」の旗を掲げる女性側の弁護団=東京都千代田区で2024年10月31日午後3時11分、菅野蘭撮影

 羽衣国際大(堺市)の専任講師だった女性が違法な雇い止めをされたとして、教員としての地位の確認を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は31日、女性側勝訴とした2審判決を破棄し、審理を大阪高裁に差し戻した。

 大学教員など研究職の無期転換を巡る訴訟は相次いでいる。大学教員任期法(任期法)に加え、科学技術イノベーション創出活性化法(イノベ法)で無期転換に必要な通算契約期間を特例的に10年超に延ばしており、争点は大きく二つに分かれている。

 一つ目は…

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