東京電力 勝俣恒久元会長死去 福島第一原発事故対応にあたる

東京電力の社長や会長を務め、福島第一原発事故の対応にあたった勝俣恒久氏が、今月21日に亡くなりました。
84歳でした。

勝俣氏は、2002年に発覚した原発のトラブル隠しで当時の首脳陣が辞任したことを受けて、社長に就任しました。

2008年に代表権のある会長に就任し、2011年3月に東日本大震災と福島第一原発事故が起きた際は、経営トップとして、事故の対応などの指揮をとりました。

そして、東京電力の実質国有化が決まった2012年の6月に会長を退きました。

勝俣氏は、原発事故をめぐって検察審査会に「起訴すべき」と議決されたことで、2016年に元副社長2人とともに、業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴されました。

この裁判では、去年、東京高等裁判所が1審に続いて3人全員に無罪を言い渡しましたが、検察官役の指定弁護士は、最高裁判所に上告しました。

また原発事故で多額の損害を被ったとして、東京電力の株主が旧経営陣に会社への賠償を求めている裁判では、1審の東京地方裁判所が、おととし、勝俣氏ら4人に、国内の裁判で最高額とみられる合わせて13兆円余りの賠償を命じました。

判決を不服として、勝俣氏ら旧経営陣側と株主側の双方が控訴し、東京高等裁判所で2審が行われています。

東京電力ホールディングスによりますと、勝俣氏は今月21日に亡くなったということです。

84歳でした。

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