ハヤカワ新書<br> ネット怪談の民俗学

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ハヤカワ新書
ネット怪談の民俗学

  • 廣田 龍平【著】
  • 価格 ¥1,276(本体¥1,160)
  • 早川書房(2024/10発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 328p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153400337
  • NDC分類 388
  • Cコード C0239

出版社内容情報

ネット怪談はどのように発生し、伝播するのか。きさらぎ駅、くねくね、リミナルスペース……ネット民たちを震え上がらせた怪異の数々を「共同構築」「異界」「オステンション(やってみた)」など民俗学の概念から精緻に分析、「恐怖」の最新形を明らかにする

内容説明

「きさらぎ駅」「くねくね」「三回見ると死ぬ絵」「ひとりかくれんぼ」「リミナルスペース」など、インターネット上で生まれ、匿名掲示板の住人やSNSユーザーを震え上がらせてきた怪異の数々。本書ではそれらネット怪談を「民俗(民間伝承)」の一種としてとらえ、その生態系を描き出す。不特定多数の参加者による「共同構築」、テクノロジーの進歩とともに変容する「オステンション(やってみた)」行為、私たちの世界と断絶した「異世界」への想像力…。恐怖という原始の感情、その最新形がここにある。

目次

第1章 ネット怪談と民俗学
第2章 共同構築の過程を追う
第3章 異世界に行く方法
第4章 ネット怪談の生態系―掲示板文化の変遷と再媒介化
第5章 目で見る恐怖―画像怪談と動画配信
第6章 アナログとAI―二〇二〇年代のネット怪談

著者等紹介

廣田龍平[ヒロタリュウヘイ]
1983年生まれ。法政大学ほか非常勤講師。専攻は文化人類学、民俗学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐倉

11
くねくね、コトリバコ、きさらき駅といったネット発の怪談たちの発生からネット民による共同構築、定番化していった現在までの流れを民俗学的な手法で見ていく。度々引用されるアメリカ民俗学のオステンション概念が興味深い。伝説や歴史の現場へ赴く…肝試しや現地凸などの実践を表す語だが、設定や過去が遡及的に付与されていく逆行オステンションという概念もある。フォトショで作られた画像が様々なキャプションによって展開していったニンゲンやスレンダーマン、バラバラな怪談を繋げて異界駅やヒサルキを構築した流れを表せる概念だろう。2024/10/26

新田五郎

1
「ネット怪談」について民俗学的に解説した本。怪談とかホラーとかについてまったく知らないので「こういう世界があるのか」と感心した。2024/10/24

橙なオレンジ

0
やや牽強付会であったり、言い切っては駄目そうな箇所を言い切ってしまったりという欠点もままあるが、先行研究整理であったりの役割は十二分に果たしていると思われる。 面白い。2024/10/31

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